★ストーリージャンプ
☆舞台マップ
◆第一章 : 応急の戦士達
◆第二章 : キュートな姫のアブナイ冒険
◆第三章 : 美術品屋アヤネコ
◆第四章 : もうバラバラの姉妹
◆第五章 : ミラ惹かれし者達
◆第二章 : キュートな姫のアブナイ冒険


ある所に、シオリーナ姫というという、それはそれはキュートなお姫様がいた。彼女はキュート過ぎて、旅の者や家臣にもその処女を狙われるくらいだった。
その国の王様は、姫のキュートさに頭を抱える毎日。ある朝、姫を呼びつけた。
侍女 : 姫様、シオリーナ姫様、お父上がお呼びですよ。
《サントハイム城・王の間》
王の前にはシオリーナがいる。
サントハイム王 : おおっ、シオリーナか。ジイから聞いたのだが、力試しの旅に出たいと申しておるとか。
シオリーナ : うん。
サントハイム王 : ならぬ、ならぬぞ。そなたは女。しかも我が国の姫なのだぞ。怪物共が棲む上、お前の純潔を狙う男共がうようよいる城の外へ力試しに出るなど、このワシが許さん!
シオリーナ : (だからこそ格闘の技を磨いて、魔物にはもちろん、男の子にも変な事されないようになりたいのに…。)
サントハイム王 : よいな、この城から出てはならぬぞ。では下がってよい。
シオリーナが下がると、ジイヤのブライがいた。
ブライ : 姫っ、少しはキュートさを抑えていただかないと。お亡くなりになったお妃様、アリーナ様はそれはそれはお転婆な姫様で、嫁の貰い手がない程でした。よって、結婚まで処女でおられたので、ある意味安心でしたのに。
シオリーナ : (私にどうしろっていうの? 私って男の子の気を惹く素質あるのは自覚しているけど…。)
ブライ : シオリーナ様の処女を奪われてしまっては、教育係であるこのジイ、王に合わせる顔がありませぬ。
シオリーナ : 私の下着をこっそり奪っているブライに言われたくないわ。
ブライ : ふぉほほ、気付いておられたので。しかし、下着がなくなっても処女が無事ならいいのですじゃ。
シオリーナ : とても理解できないわ。教育係なら、私を説得してみせて。
ブライ : …次までに考えておきますじゃ。
シオリーナは城門に来たが、番兵が出してくれる様子もない。
シオリーナ : どこか城の外へ出られる所を探さなきゃ。
シオリーナは城を散策する。
爺 : もし姫様が旅に出られたら、悪い奴らが姫様を狙うかも知れませぬの。そんでもって、あんな事やこんな事をされて、外国のいかがわしい場所に売られてしまうでしょう。
シオリーナ : (そうならないように、強くなってやるんだから。)
旅の商人がいた。
商人 : この城のお姫様は、とんでもなくキュートだとか。一度会って、お尻でも触ってみたい所ですな、わっはっは。
シオリーナ : (そんな事したら、打首獄門にしてやるんだから…。)
《教会》
シオリーナの幼馴染みであり、神官であるクリフトがいた。
クリフト : ジイヤのブライから聞きましたが、シオリーナ姫は一人で旅に出るつもりだとか。そんな無茶をするくらいだったら、このクリフトと…。シオリーナ姫にもしもの事があって、グチョングチョンに犯されたら、このクリフト…いや、王がどんなに嘆かれるか。
シオリーナ : して、その心は?
クリフト : シオリーナの処女は僕の物。
シオリーナ : はぁ、やっぱりね。
《王族のエリア》
シオリーナに仕える侍女のメグメグがいた。
メグメグ : あの…姫様の寝室の壁は修理させておきました。
シオリーナ : そう、後で見てくるわ。
メグメグ : もう夜這いが来ない事を祈るばかりですね…。
シオリーナ : 壁を壊して、夜這いが来た時は怖かったわ…。もちろん、犯人は無期懲役にしたけど。
《シオリーナの寝室》
シオリーナ : これが修理に出した壁ね…露骨に目立つわ。…そうだわ、ここからならお城の外へ出られるかも…。
シオリーナ : えいっ。
シオリーナは幼い頃に母親のアリーナから教わり、密かに練習した蹴りを放った。
バキッ
壁は難なく壊れた。
シオリーナ : 私って素質あるのね。
侍女メグメグが見ていた。
メグメグ : あっあの…、シオリーナ姫様、お出かけになるのですか?
シオリーナ : うん。私の部屋の掃除とか頼んだわよ。それから、私がこっそり飼っていた猫の世話もお願いね。
メグメグ : は、はい。行ってらっしゃいませ。
部屋から飛び降りるとシオリーナのスカートがめくり上がる。
シオリーナ : きゃっ、気持ちいぃ。
シオリーナは城の外に出た。
シオリーナを追いかける者達がいた。ブライとクリフトである。
ブライ : お一人で旅に出るなど、とんでもない。どうしてもと言うなら、このジイめもついてゆきますぞ!
クリフト : このクリフトがいれば怖い物なんてないでしょう。僕もシオリーナ姫のお供についていきます。
シオリーナ : うーん、ブライはともかく、クリフト…一応信頼できるとは思うけど。
クリフト : 心配御無用。僕は旅先で出会う女性達に夢中で、シオリーナ姫には手を出す暇はないでしょう。それに、姫の純潔が他の男に取られるくらいなら、この僕がちゃんと戴いて差し上げます。
ブライ : ふむ、そうなのじゃ。ならず者に犯されるよりは、クリフト殿の方が救いがいがある。
クリフト : (ふふっ、ブライも説得したし、隙を見て僕がシオリーナ姫を、くっくっく。)
シオリーナ : とにかく分かったわ、私も一人じゃ心細かったしぃ…。
ブライ : それにしても、面倒事は嫌いなはずのクリフト殿が来てくれるとは…。
シオリーナ : そうよ、どういう風の吹き回し?
クリフト : ズバリ、シオリーナを守るためです。(ホントは城の女の子を何人も妊娠させちゃって、とてもいられる状況じゃなくなったんですよ。あははは。)
ブライ : クリフト殿、いかに姫様と幼馴染みとはいえ、呼び捨てはいかがか?
クリフト : なーに、軽い口で呼び捨てだと、姫だとばれなくていいですよ。ブライの爺さん。
ブライ : ふむ、それもそうじゃの。
クリフト : さあ、行きますよ。
《サランの町》
サントハイム城からすぐ近くの町に入った。
シオリーナ : みんなの装備を揃えましょ。あっ、お金があんまりないわ。
ブライ : しもうた、ワシも財布と弁当箱を間違えてしまった。どっちもサキちゃんグッズで見分けがつかんかったわい。
シオリーナ : へー、プライもサキーレのファンなんだ…。
ブライ : 試しに買ってみただけじゃ。ワシはシオリーナ姫のファンじゃからの。持ち物はシオリーナ様の物でいっぱいじゃ。(特にブラヂャーとパンチーがたくさんあるぞい。)
3人の合計金額は100Gちょっとだった。
クリフト : 全員が王族貴族なのに貧乏な…。
シオリーナ : 仕方ないわ。城から逃げてきたみたいなものだもの。
クリフト : よし、僕がアイテムを盗んできましょう。
…
3人は盗品で装備を固めた。
シオリーナ : 大丈夫かなぁ?
クリフト : なーに、勇者に限らず、導かれし者達は他人の家から物を盗んでも平気なんです。
ブライ : 結構時間が掛かったようじゃの。
クリフト : ええ、確かに装備を盗むのも大変でしたが、途中見かける女性の乙女の証しを盗むのにも時間を使いましたので。
詩人マローニがいた。
マローニ : ラララ…。
シオリーナ : 綺麗な声ね。
クリフト : 僕の勝つ部分をも重い知らせてあげましょうか?
マローニ : えっ?
シオリーナ : クリフトッたら負けず嫌いね。どうせ聞きたくないって言っても言うつもりでしょ?
クリフト : ふっ、女の子を食った人数と、アレのテクニックじゃ僕の勝ちです。
マローニ : ラララ…ドレミファソ…ウラヤマシド。
クリフト : …アンタには、ダジャレのレベルも勝つかも知れませんね。
| Lv | 武器 | 体 | 腕 | 頭 | アクセサリ |
| シオリーナ | 1 | ダガー | ドレス | 手袋 | カチューシャ |
|
| クリフト | 1 | 銅の剣 | 皮の法衣 | 皮の盾 | 皮の帽子 |
|
| ブライ | 1 | ヒノキの杖 | 旅人の服 |
| 皮の帽子 |
|
《テンペの村》
村は暗い雰囲気に包まれている。
女 : ここは呪われし村、テンペ。この村に生まれなければ、娘は死なずに済んだものを…。
爺 : いつの頃か、村の北の森に化け物が住み着くようになったのじゃ。怪物は若い娘を出さぬと村ごと襲うと言ってきての…。
クリフト : うぅ…、若い娘を食うなんてもったいない。僕が全員を別な意味で食ってやりましたのに。
商人 : 村長の娘ニーナが次の生贄になってしまうんです。ワシの息子とニーナは結婚するはずだったのに。
青年 : 俺は嫌だ、ニーナを怪物の餌にするなんて。こうなったら、二人で村を出てしまえば…。
ニーナ : お父様とお母様のいる村を見捨てていく事なんてできませんわ。
《教会》
神父 : なんと怪物退治を? しかし、怪物が現れるのは生贄を奉げた時だけ。そなたらが代わりになるというなら別ですが。
シオリーナ : うん、私達が身代わりになるわ。もちろん魔物を倒すために。
クリフト : 化け物のおなかの中に、まだ娘が生きていたら嬉しいですねぇ。(別の意味で僕に食べられてしまうでしょうが。)
シオリーナ : 私はいないと思うけど…。
クリフト : 言ってみただけです。それだけ、もったいなかったって事ですね。
神父 : もうすぐ神の御籠{ごかご}が届くはずです。生贄はその中に入るのです。
村人が御籠を運んできた。
クリフト : シオリーナ、早く中に入ってください。
シオリーナ : きゃっ、今、お尻を触ったでしょ?
クリフト : ブライですよブライ。
ブライ : クリフト殿、シオリーナ姫を感じさせるだけのテクで触りながら、ワシのせいにするつもりかっ? こうなったら今度は、ワシがしたパフパフをクリフト殿のせいにするぞいっ。
シオリーナ : 教育家係の分際で、そんな事したら許さないんだから!
ブライ : ふぉほほ、ワシはシオリーナ姫の処女が無事ならば良いのじゃ。
クリフト : ふはは、僕はシオリーナ姫の処女を食えるならば良いのじゃ。
ブライ : ん? 今、小声で変な事を言わなかったか、クリフト殿?
クリフト : いいえ、何も。あの世からのお呼びの声ではありませんか?
ブライ : なにを言うか、クリフト殿。このブライ、シオリーナ姫が処女でご成婚されるまでの下着を揃えるまではくたばりませんぞ。
シオリーナ : (大丈夫かなぁ?このメンバー…。)
3人は御籠の中に入った。
神父 : 神の御籠に、どうか神の御加護がありますように。
村人 : 神父さんダジャレを言ってる場合じゃありませんよ。
シオリーナ : くすくすくす…。
クリフト : ふっ、三流のダジャレで笑うなんて、シオリーナもまだまだですね。僕は「ときクエ・ロトの伝説」に出てくる「勇者Mの書」を読んで、ジョークを勉強してるんですよ。その内、一流のジョークを連発するようになるでしょうか。
シオリーナ : クリフトが冗談を勉強しても、ブラックジョークにしかならないと思うけど…。
クリフト : くくく、ブラックこそが真に一流なのです。
娘を食べるというカメレオンマンが現れた。
…
倒した。
そして一夜が明けた。
ニーナ : ありがとうございます。
青年 : 俺達、結婚するんだ。
クリフト : そうですか、おめでとう。ですが、子供を作る時だけは代わってやってもいいですよ。ははははは。
ニーナ : それは置いておいて、昨晩、他の女の子が夜這いを掛けられたと言っていますが、旅の神官の服装をしていたそうです。
クリフト : ブライですよブライ。
ニーナ : 確かに名前はブライでしたが、神官は貴方では?
ブライ : クリフト殿、ワシの名前を使うとはどういうつもりじゃ!?
娘達が走ってきた。
娘A : あー、昨日の男性よー。
娘B : 責任取ってー。
娘C : 取れないなら、私達の処女を返してー。
クリフト : …さあ、シオリーナ、出発の準備です。
爺 : ほぉ、腕試しの旅に。エンドールという都会の国では武術大会も開かれるという。そこへ行ってみるといいかも知れぬ。
シオリーナ : うん、やってみる。
クリフト : さあ、こんなところでグズグスしてないで、行きますよ。
クリフトは追いかける娘達から逃げ切った。
《フレノールの町》
町娘 : ここはフレノールの町。今、サントハイムのお姫様が来ているの。早く見に行かなくちゃ。
町娘はシオリーナには目もくれず、宿屋へ向かっていった。
シオリーナ : もしかして、早乙女沙織とかいう緑色の髪の女の子じゃ…?
クリフト : 誰です、それ?
シオリーナ : とにかく、私はここにいるんだから、偽者に違いないわ。
宿屋には人が集まっていた。
男 : ああっ、お姫様とお近づきになりたい。
クリフト : 近づくのはいいけど、変な所は触ってはいけないねぇ。こんな風に。
シオリーナ : きゃっ。クリフト!
クリフト : ブライですよブライ。
シオリーナ : ブライは向こうにいるけど…。
クリフト : はっはっは。
女 : お姫様って言うから、どんなに綺麗なのだろうかと思ったけど、大した事ないのね。
シオリーナ : (本物は、大した事あるんだから…。)
宿屋の二階に行くと、綺麗な服の娘が攫われかけていた。
爺 : 姫が…。
僧侶が倒れていた。
僧侶 : うーん、やられた…。
クリフト : 綺麗な服の女に、僧侶に、爺…こいつら、僕達のマネしてやがったようですね…。
シオリーナ達は近寄る。
男 : 止まれ、命がないぞ!
男達は娘を連れ、逃げていった。
爺 : なんと、メイが…いや、姫が攫われてしまった。
僧侶 : お前達、姫を助け出してくれれば褒美は思いのままだぞ。
クリフト : あの子を助ければ、サントハイムの王族が何かくれるそうですよ。くくく。
シオリーナ : 私に振られても…。
ブライ : それではワシは、褒美としてシオリーナ姫にブラヂャーをもらうとしよう。
シオリーナ : …教育係をクビにするわよ!
クリフト : それでは僕は…。
シオリーナ : 言わなくてもいいわ。偽の姫を助けても、私のヴァージンは上げないんだから。
クリフト : おやまあ、はしたない事を…。
集まってる人の所へ戻った。
女 : きゃー、お姫様が攫われたんですって!
青年 : どうしてお姫様を攫ったのだろうか?
男 : 今頃、どんな事をされてるやら…。
クリフト : そりゃ、裸にされてグチョングチョンに犯されて売り飛ばされてる頃でしょうね。僕が神官ではなく、ならず者だったらそうしますね、くくくくく。
シオリーナ : (貴方の目は既にならず者よ…。)
少年 : 犬コロがこんな物を咥えて来たんだ。
「姫を返して欲しければ、明日の夜、この村の宝・黄金の腕輪を村の墓場まで持って来い。さもないと、姫の@@膜は跡形もなくなるぞ。」
クリフト : なんだ、まだ処女を奪ってなかったのですか。僕だったら、すぐに@@@が常識なのですが。
シオリーナ : (鬼畜リフト! それでも神官なの?!)
ブライ : 誘拐した者もクリフト殿も、諸事情を考慮した言葉を選んで欲しいものじゃ。ちなみに、以前は伏字じゃなかったという噂じゃ。
町長 : この街の宝・黄金の腕輪は誰の手にも渡らぬように、南の洞窟に封印したのじゃ。
クリフト : (誰の手にも渡らぬようにか。ふっ、笑わせてくれます。とにかく、いただきですね。)
南の洞窟で黄金の腕輪をゲットした。
クリフト : こりゃ凄い。今度、商人のアヤネコに見てもらいましょうか。
シオリーナ : だーれ?
クリフト : 文通してる女性ですよ。平民ですがチャーミングな女性です。それに、貰った写真によるとシオリーナより胸は一回り大きいです。
シオリーナは腕で胸を隠した。
シオリーナ : 胸の事なんて訊いてないのに、意地悪ぅ。
クリフト : まあ、いつか食ってやる予定には違いありませんね。もちろん、処女だったらの話ですが。
シオリーナ : (色んな意味で、二人が出会わない事を願うだけね。)
《宿屋》
夕方
シオリーナ : 洞窟で汚れたしぃ、シャワーを浴びたいわ。
クリフト : では何者も覗かぬよう、このクリフトが見張っております。
シオリーナ : クリフトが覗きそうなんだけど。
クリフト : 私は紛いなりにも神官でございます。覗きなど破廉恥なマネはせず、もし裸が見たいとしても堂々と行うでしょう。
シオリーナ : そういう点ではクリフトは信頼できるわね。ブライ、下着を盗んじゃダメだからね!
ブライ : 下着がなくなっても処女が無事ならいいのですじゃ。
シオリーナ : そればっかりね。言い訳は思いついたの?
ブライ : 下着には替えがございますが、処女膜には替わりがございませぬ。
シオリーナ : うっ…正論ね。
クリフト : くっくっく、そうですね。最近は医学の分野で「処女膜再生手術」なる悪しき術があるようですが、男性経験が無い事が重要なのであり、膜の有無は二の次なのを解っていない。
シオリーナ : (クリフトって誰も知らないような事まで知ってるのね…。)
クリフト : まあいずれにせよ、仮に処女でなくても処女に価値がある事を認識し、相手の男に処女だと思わせる事がいかに重要かを把握する必要があるわけです。
夜
《墓場》
男達と人質がいた。
男 : どうやら約束の物を持ってきたようだな。早く、こっちへ寄越しな。
クリフト : 嫌ですね。その女の子はまあまあ可愛いにしても、純金のこの腕輪を売れば、他の国から100人くらい処女を買えるんですから。
男 : 姫が死んでもいいと言うのか? 早く、こっちへ渡すんだ!
シオリーナ : 渡すから、その子を返して。
シオリーナはクリフトから腕輪を奪い、男達に渡した。
男 : よし、約束通り返してやる。
ならず者の男達は人質を解放して逃げ出した。
クリフト : ああっ、100人の処女が逃げていく…。
メイ : 助けてくれてありがとう。あーあ、もうお姫様ごっこなんて懲り懲りだわ。
クリフト : どうせなら、お医者さんごっこの方が良かったのでは?
シオリーナ : この人は無視していいわよ。
メイ : ごめんね、アタシ、ホントは姫様じゃないの。アタシの名前はメイ、ただの旅芸人よ。
シオリーナ : 伊集院メイとは関係ないのかしら?
メイ : ???
クリフト : 単に同じ名前というだけです。
シオリーナ : どうしてお姫様の振りなんかしたの?
メイ : お姫様の振りをしたら、みんな良くしてくれるからつい。
クリフト : エッチな女の子の振りをしたら、みんな気持良くしてくれるからつい。
シオリーナ : 無視して話を進めて。
メイ : でも、もう話す事ないよ。
クリフト : こうなったら、メイを食ってやる事にします。訊いておくけど、処女でしょうね?
メイ : そんなの13歳の時に無くしてるわ。狙ってたらごめんなさい。
クリフト : (ちっ、使用済みは遠慮しますよ。処女が食えないとなると、南の洞窟での作業は一体なんだったのか?)
メイ : あっ、パパにお兄ちゃん。
爺と偽僧侶が来た。
メイ : さあ、お迎えも来たようだし、アタシそろそろ行くわ。お礼と言ってはなんだけど、この盗賊の鍵を上げるわ。
クリフト : 遠慮なく戴きます。これで扉に鍵を掛けた女性の部屋にも侵入できますよ。くっくっく。
メイ : …あんまりエッチな事に使わないでね。
クリフト : はっはっは、エッチな事に使うのは程々にして、物凄くエッチな事を中心に使うとしますか。
メイ : じゃあね、本物のお姫様。
シオリーナ : あっ…。
旅芸人の3人は去った。
シオリーナ : 私の事、お姫様って気付いてたんだ。
クリフト : そりゃ、シオリーナは処女の匂いがプンプンしますからね。
シオリーナ : んもぅ、意地悪なんだから。
ブライとクリフトがヒソヒソ話をする。
ブライ : クリフト殿、さっき貰った鍵じゃが、ワシにもたまに貸してくれるかの?
クリフト : ええ、たまにはいいですよ。
ブライ : ありがたい。それではワシはシオリーナ姫様の下着コレクションを提供しますぞ。
クリフト : ふふっ、姫の下着に全く興味が無いわけじゃありませんが、僕が欲しいのはその下着の中身です。鍵はお貸しますが、別に代わりは要りませんよ。
偽の姫の情報が流れ、一夜が明けた。
町長 : なんと、黄金の腕輪を人攫いに渡してしまったのか。うーむ、悪い事が起こらねばよいが…。
クリフト : 何か起これば、この女の子が全責任を取ります。体で払うそうです。
シオリーナ : そんな…。
クリフト : 大丈夫、体で払わせる前に処@膜だけは僕が破っておきますから。
ブライ : 臣下たる者がなんたる暴言じゃ!
クリフト : いやはや、一流のジョークですよ。一流のね。
シオリーナ : 一流のブラックだという事は認めてあげる。ジョークかは別にして。
クリフト : さて、この町では13人の処女を食いましたので、追いかけられない内においとましましょう。
シオリーナ : (確かに私には手を出してきていないけど、なんてひどい事するの。キチクリフト!)
《砂漠のバザー》
メタリックな白衣の女がいた。側には大きなロボットがある。
ユイナー : ふぅ、燃料は補給したから、次の町ね。…何見てるの?
シオリーナ : こんにちは。なあにそれ?
ユイナー : 関係ないわね。この私は失礼するわ。
メタリックな白衣の女は去った。
兵士 : シオリーナ姫様、すぐにお城にお戻りください。王様が、王様が大変にございます。
シオリーナ : ええっ! パパがどうしたの!?
兵士 : とにかくお戻りください!
《サントハイム》
兵士 : 大変です、実は王様のお声が出なくなってしまったのです。
クリフト : なにぃ?! となると、復活の呪文は誰から聞けばいいのですか?!
ブライ : 今は教会でセーブできる時代じゃ。便利な世の中になったものじゃの。
シオリーナ : くすくすくす…。クリフトったら、おっかしーの。
クリフト : このクリフトがセーブ方法を知らぬはずもないでしょう。全てはシオリーナ姫を笑わせ、貫通時の痛みを緩和するためです。
シオリーナ : …バカ。
大臣 : おおっ、なんとした事じゃ。王のお声が出なくなってしまうとは。この事は他の者には知れぬようにしたが、このままでは…。
クリフト : シオリーナの弟や妹を作る奴が出なくなったわけじゃなさそうだから、少しは安心しましたか?
シオリーナ : …怒る気にもなれないわ。
大臣 : そうじゃ、裏庭の部屋に住むゴン爺なら何か分かるかも知れませぬぞ。
《王族のエリア》
メグメグ : 最近、王様から声を掛けていただいてません…。
クリフト : 王様から出る別の物は掛けられているのかい? うわっ。
シオリーナは拳を固めていた。
シオリーナ : 言わなくても分かってるから、言わないで。
クリフト : おかしな姫だ。王様から出る涙や血が掛かっていないかを訊いただけなのに。
《ゴン爺の家》
ゴン : なんと、王様のお声が出なくなったのでございますか? そう言えば詩人のマローニも昔、喉を痛めたとか。しかし今はこの国一番の声。
クリフト : 僕はこの国一番の女斬り。浮気がばれても大事な所を噛みつかれる事などなく、痛めた事がありません。また、処女、もしくは私が処女を奪い、かつ私とのみ交わった事のある女としか関係はないので、病気もありません。
シオリーナ : ゴン、クリフトは無視して。
ゴン : とにかく、マローニなら何か知っているかも知れませぬぞ。
《サランの町》
マローニ : なぜ私がこのような美しい声をしてるかですって? それは囀{さえず}りの蜜という、エルフの飲み薬を飲んだためでしょう。昔、旅をしている時、砂漠のバザーで見つけたのでございます。ラララ。
クリフト : ふっ、その蜜を吸えば、僕も尚一層に綺麗な声で女性を誘い、女の子の蜜まで吸えるようになるわけですね。まあ、今でもかなりの回数を吸ってきていますが。
《砂漠のバザー》
商人 : 囀りの蜜は、西にある塔の妖精が落としていくんだ。今は品切れです。
《囀りの塔・天辺》
人間の体と同じ大きさで、娘の姿をした妖精が2匹いた。
クリフト : ふむふむ、エルフの娘ですね。衣類を着けていないので、大事な所も剥き出しですね。
ブライ : ふぉほほ、目の保養じゃ。
クリフト : 耳以外は人間の体と酷似していて、人間が妊娠させる事もできるそうです。まあ、ほとんどはレ@プという話ですが、人間の女もダークエルフに犯されているので、おあいこでしょう。
シオリーム : うーん。
クリフト : シオリーナ姫、エルフ達と胸の大きさを比べても、姫の胸は大きくはなりませんよ。
シオリーム : …意地悪。
リースの姉 : きゃっ、貴方達人間ね? リース、帰るわよ。
リース : はい、お姉様。
リースは去ろうとした。
リース : あっ、いけない、薬を落としちゃった。
リースの姉 : いいわよそんなの。さっ、早く。
囀りの蜜を手に入れた。
クリフト : 早速、僕が…。
シオリーナ : 待って、パパに飲ませるためにここまで来たんでしょ?
クリフト : そうでしたね。僕の声を綺麗にして、乙女をナンパするのはまた別の機会としましょうか。
《サントハイム城》
王に囀りの蜜を飲ませた。
サントハイム王 : ん? あー、あー。おおっ、こ、声が出るぞ。治った治った。そうか、お前達が薬を手に入れてきてくれたのだな。ともかく、礼を言おう。
クリフト : シオリーナ姫の弟君や妹君を作る液体の出が良くなるアイテムは、残念ながら見つかりませんでした。
サントハイム王 : そうか、そっちの方がむしろ欲しかったが残念じゃの。それより伝えておきたい事がある。
シオリーナ : なあに?パパ。
サントハイム王 : 実は、ワシはとてつもなく恐ろしい夢を見たのじゃ。巨大な怪物が地獄から蘇り、全てを破壊していた。
ブライ : ふむ、夢でございますか。
サントハイム王 : 初めはワシの胸にだけ仕舞っておくつもりじゃったが、同じ夢を何度も見るのじゃ。なにやら不安になっての。大臣に夢の話をしようとした途端、声が出なくなったのじゃ。もしかすると、何かが起ころうとしているのかも知れん。
シオリーナ : 何か…。
サントハイム王 : ワシはもう止めはせぬ。世界の様子を見て回ってまいれ。
ブライ : シオリーナ姫の処女は心配ではございませぬか?
クリフト : そうでございます。相変わらず、姫のキュートさは直ってません。姫に襲いかかる強姦魔を、何度もこのクリフトが始末しました。
シオリーナ : (それこそクリフトの夢の世界のような…。)
サントハイム王 : お前達は既にレベル13。モンスターに対してはともかく、人間ではそこそこの実力のはず。3人いれば暴漢を恐れる必要は無いだろう。
シオリーナ : (ここに同じくレベル13の危険人物がいるのに…気付いて、パパ。)
クリフト : くっくっく…。
サントハイム王 : ブライにクリフト、シオリーナを頼んだぞ。
クリフト : お任せを。
ブライ : ははっ。
サントハイム王 : くれぐれも気をつけて旅を続けるのじゃぞ。それから、クリフト、例の液体の出が良くなるアイテムも頼んだぞ。
クリフト : お任せあれ。
サントハイム王 : ワシは夢の事を考える事にしよう。恐ろしい夢を見た時、別の夢も見た気がするのじゃが、思い出せぬのじゃ。
3人は王の間から下がった。
ブライ : シオリーナ姫のキュートさは変わらぬものの、王の言われる通り、そこらの男に処女を奪われる可能性はなくなり、ジイも安心しました。
シオリーナ : そんなに処女と非処女って違う者なの? 女の子にすれば差別して欲しくないけど。
クリフト : その答えは神官であるこのクリフトが答えましょう。処女でなくなるという事は、赤ちゃんが産めるようになるという事です。このような神秘的な要素を含むからには、凄いパワーが宿るのです。もし、処女と非処女が同じならば、神は処女膜なる物を創造しなかったでしょう。僕が処女以外に見向きもしないのは、そんな理由があります。
ブライ : なる程、それでクリフト殿には得体の知れないオーラが渦巻いているのじゃな。
クリフト : くくく、僕のオーラを感じ取るとは。幼少の頃からの姫の下着を集め、各年代オールコンプリートしているブライさんとは思えませんね。
ブライ : (大きなお世話じゃ。)
クリフト : そうです、この僕のパワーの源には、今まで破瓜{はか}ってきた彼女達のエナジーも含まれるのです。彼女達の処女を奪う事によって、そのエネルギーを蓄えているわけです。そして、そのエネルギーは、女性の美しさに比例するのです。
クリフトはシオリーナを鋭い目で見た。
シオリーナ : (こ、怖い。クリフトって私に負けず頭もいいし、単なる鬼畜じゃないのね。)
クリフト : まあ単に僕が処女大好きという話と取ってもらえれば本望ですね。ちなみに、僕は「伝説の処女」を探し求めているんですよ。
《エンドール城下町》
立て札があった。
「武術大会開催中」
クリフト : シオリーナ、早口で言ってください。
シオリーナ : ぶじちゅたいはいかいしゃいちう…くすん。
ブライ : どうやったら、そう読めるのでしょうか…? ジイはそんな読み方を教えた覚えはありませぬぞ。
クリフト : むしろ、今の言葉の方が言うのは難しいですね。
シオリーナ : ブライもクリフトもいじめないで。
クリフト : とにかく、シオリーナはこの武術大会に出るわけですね。
シオリーナ : うん、私ぃ、頑張るね。

人だかりができている。
サキーレ : 根性で献血しましょ!
エンドールの城下町で、献血を促すサキーレがいた。
献血をすれば彼女と握手ができるとあり、若い男を中心に行列ができていた。
シオリーナ : 人気あるのね。
ブライ : フォフォフォ、シオリーナ姫様も、庶民と握手すれば人気も上がりましょうぞ。
シオリーナ : それは嫌よ。私は気に入った人としか手を握らないんだから。
クリフト : プライドの高いシオリーナの場合は、八方美人よりはその方がいいでしょう。
シオリーナ : クリフトは彼女と握手したくないの?
クリフト : 処女を貰えるならともかく、握手ごときで僕の心は動かせません。そもそも僕はサキーレには興味ありません。シオリーナ姫一筋です。
シオリーナ : 一筋って…。ここに来るまでに何人ナンパして来たのよ…。(本気だったら嬉しいのにな。)
クリフト : ナンパだけではなく、色々と面倒を見てあげました。
シオリーナ : (言わなくても知ってるわよ…。)
クリフト : もちろん、子供ができても面倒を見るつもりはありません。
シオリーナ : (うぐ…、キチクリフト…。)
ブライ : それではワシらはもう宿を取ろうかの。
シオリーナ : そうね、シャワーを浴びたいわ。
クリフト : シオリーナは綺麗好きですね。いい傾向です。
ブライ : ワシの教育のお蔭じゃ、フォフォフォ。
翌日
3人は散策する。
人のいない店があった。二階へ上がってみる。
爺 : 下の店は休みかじゃと? ワシも歳でな。店を売って、その金で隠居でもしたいんじゃが…。ここで商売をしたいと言う人が、どこかにおらんかの…。
クリフト : シオリーナは商売には向かないでしょうね。商売にはしたたかさが必要ですから。
シオリーナ : うーん、そうなのかなぁ?(私って顔も頭も性格もいいから、お客さんが来てくれるはずだけど。)
ブライ : 一国の姫には関係のない話じゃ。
クリフト : ですが、万一、国に異変が起きたら色々と考えなければなりませんよ。
シオリーナ : そう簡単にどうにかなって堪るもんですか。
爺 : 貴方がたも武術大会に?
クリフト : ええ、出場するのは、この生意気そうな赤毛の女の子だけですが。
シオリーナ : クリフト、誰が生意気ですって!?
クリフト : 生意気そうなだけでなく、本当に生意気なのです。
爺 : 思うのですが、王様がこうまでして強い者を集めるのには、何かワケがありそうですな。
クリフト : まずは王に出場許可を貰う必要がありそうですね。
《エンドール城内》
男 : ここの王様は思った事を軽はずみで、すぐに実行に移しちゃうんです。困ったもんだ。
クリフト : ここにいる僕は軽はずみで、すぐに女の子をベッドのある場所に移しちゃうんです。赤ちゃんができて困ったもんだ。
シオリーナ : 相手の言ったセリフをマネするだけじゃ、一流のジョーカーと言えないわよ。クリフト。
クリフト : ふむ、一理ありますね。(でも今のはジョークではなく、事実に対する喜びと嘆きだったのですがね。)
女 : 武術大会の優勝者は、ここのお姫様と結婚できるんですよ。お姫様も可哀想に。
シオリーナ : …私が優勝したらどうなるのかしら?
クリフト : 結婚するしかないでしょう。子供はできないでしょうから、このクリフトが代わりに二人に精を送り込んで差し上げます。
シオリーナ : もう…。
ブライ : クリフト殿はエンドールの姫が貰えると聞いても出場しないのかの?
クリフト : エンドールの姫の処女だけならともかく、結婚は困りますね。僕は国よりも処女を選ぶ男です。
戦士 : もし武術大会に出るなら、デスピサロという男に気をつけろ。とてつもなく強く、相手の息の根を止めるまで戦いをやめぬのだ。
男 : 全く、何人の戦士がデスピサロって男に殺された事か。これじゃ、強い者を集めて、葬っているようなものですよ。
シオリーナ : デスピサロ…用心しなくっちゃ。
若い侍女 : このままだと、お姫様はデスピサロという人と結婚させられるんじゃないかしら?
中年侍女 : デスピサロ様はカッコいいじゃないか。カッコいい男なら結婚してもいいんじゃないかい?
《エンドール王の間》
エンドール王 : そなたらの事は、サントハイムの王から聞いておるぞ。世界の行く末を案じ、力試しの旅とは感心なり。そこで頼みがあるのじゃが、武術大会で優勝してくれい。実はワシも後悔しているのじゃよ。
モニカ姫 : お父様が皆に約束したため、私は優勝者と結婚しなくてはなりません。でも、優勝者が女の人だったら、無理な結婚をしなくても済むでしょう。どうか武術大会に出てくださいまし。
シオリーナ : うん、分かった。
モニカ姫 : シオリーナ姫様、私は自由に生きている貴女を羨ましく思いますわ。
シオリーナ : 私ぃ、自由なのかしら? 確かに今はサントハイムの城を出て自由に行動しているけど。
クリフト : 以前は大勢の男から狙われていましたし、当時よりは自由と言えましょう。
王の間を後にした。
シオリーナ : とてもお淑やかなお姫様だったわ。私も見習う所があるわぁ。
クリフト : 確かにお淑やかでしたが、既に処女ではありませんね。
シオリーナ : ええっ?!
クリフト : どうやら想い人がいるようです。まあ、相手は下賎の者ではなさそうですが。
シオリーナ : モニカ姫に好きな人がいるなら、尚更、私が優勝しなくっちゃ。
クリフト : そしてモニカ姫と結婚し、悪趣味にもドロドロの関係を作るつもりですね。シオリーナも人が悪い。
シオリーナ : そんなワケないわ! …クリフトの冗談に真面目に答えても無駄だったわね。
ブライ : それにしても、どうしてモニカ殿が処女ではないと判ったのかの?
クリフト : 最近、相手を処女だと判別する魔法を身につけたのですよ。黒魔法掛かったやばい魔法ですが。ふっ、シオリーナ様はいつ見ても処女で安心です。もう少し熟させるのも、また醍醐味があるでしょう。もちろん、熟れ過ぎて腐らせるつもりはありません。
シオリーナは頬を赤くした。
シオリーナ : (…恥ずかしくて何も言えない。)
ライアンとミハリンを発見した。
ライアン : 俺はバトランドの戦士ライアン、この世界を救う勇者を探し旅をしている。
ブライ : ほうほう、それはそれは。
ライアン : と、こんな話をしても、お主らには解るまいな。失礼つかまつった。
シオリーナ : これ、ホイミスライムでしょ? 可愛いー。
ミハリン : これとは失礼な、ウチは女の子なんやで。
シオリーナ : きゃっ、喋った。(女の子だと判ったら、急に可愛くなくなったわ。)
バチバチ
向かい合うシオリーナとミハリンの視線に火花が散る。
クリフト : ライアンさん、ホイミスライムの雌を手懐けて、人間の娘にするつもりですね?
ライアン : むむっ、それはどういう意味か?
クリフト : 邪心を失ったスライムを人間にする怪しげな術があるのです。天空編だけの特殊魔法です。
ライアン : ミハリンはコアラになりたいと言っているが。
クリフト : コアラッ? プッ、聞いた事ありませんね。とにかく、人間の娘にしてエッチな事しまくるつもりなのは判りました。まあ、僕が干渉する話ではありませんが。
ミハリンはシオリーナと向き合っていて、今の話は聞けなかった。
シオリーナ : ライアンさんも出場するの? 私ぃ、勝てるかなぁ?
クリフト : なーに、こちらは3人です。今の内に亡き者にする手もあります。
ライアン : 待て待て、俺は出ない。
シオリーナ : ふーん、安心したわ。
クリフト : たとえ彼が出なくとも、大会が強豪揃いには変わりありませんよ、シオリーナ。
シオリーナ : うん、分かってる。
ライアン : ところで、この地でサキちゃんが献血をしていると聞いて、腕を洗っておいたのだが…。
ブライ : 昨日まではいたようじゃの。夜になって旅立っていったようじゃ。(サキちゃんのパンチーは、ドサクサに紛れてゲットしたぞい。)
ライアン : ガーン。
ミハリン : コァラ残念。
ライアン達と別れ、コロシアムへ向かった。
《コロシアム》
クリフト : こんな所に鉄の爪が売っていますね。装備した方がいいでしょう。
| Lv | 武器 | 体 | 腕 | 頭 | アクセサリ |
| シオリーナ | 14 | 鉄の爪 | 鎖のドレス | 鉄の手袋 | 羽根カチューシャ |
|
| クリフト | 14 | モーニングスター | 鉄の鎧 | 鉄の盾 | 木の帽子 |
|
| ブライ | 14 | 毒蛾の杖 | 皮の鎧 | 鱗の盾 | 木の帽子 |
|
シオリーナは闘技場の入り口に立つ。
衛兵 : シオリーナ姫様ですね。健闘をお祈りしています。
シオリーナは闘技場に足を踏み込んだ。
クリフト : シオリーナ姫、では僕達はここで応援していますよ。何かあったらすぐに助太刀しますが。
シオリーナ : そんなの失格になっちゃうわ。
クリフト : 無論、僕の乱入は、シオリーナ姫の命、もしくは処女膜に関わる場合のみです。
ブライ : ご武運をお祈りしていますぞ。
闘技場の上方にエンドール王と姫が観戦できる場所があった。
エンドール王 : よくぞ来たシオリーナ姫。試合は勝ち抜き戦で5人倒すと決勝戦に出られる。
シオリーナ : (5人…薬草はちゃんと準備してあるわよ。)
エンドール王 : これまで5人を倒し、勝ち進んでいるのはデスピサロ一人だけ。
シオリーナ : (やっぱりデスピサロ…。)
エンドール王 : それでは試合開始。
一回戦
頭を剃り、武闘家らしい男が現れる。
ミスターハン : アチョー。
シオリーナ : うん、勝てそう。
ミスターハン : 小生意気な赤毛ですね。アチョー。
ミスターハンは蹴りを放った。
バシッ
シオリーナはカウンターアタックで、ミスターハンの腹に拳を決めた。
ミスターハン : グエッ。
ミスターハンを倒した。
シオリーナ : 私ってやっぱり素質あるのね。
シオリーナはにっこり笑った。
審判 : シオリーナ姫、一人勝ち抜き。
《控え室》
ピーゴロゴロ
シオリーナ : うぐっ、何か悪い物を食べたのかしら…。
シオリーナは突然おなかを押さえた。
ブライ : このジイ、姫に拾い食いを教えた覚えはありませぬぞ、シオリーナ姫!
シオリーナ : し、してない。拾い食いなんかしてない…。
クリフト : シオリーナが嘘をついていないとすると、対戦相手の誰かに一服盛られたのでしょうね。毒を消すキアリーならば、このクリフトにお任せを。
シオリーナ : グリブド…は、早ぐ、お願い。
クリフト : シオリーナ姫、人を濁点付きで呼ぶとは何事ですか!?
シオリーナ : も、漏れぢゃう…。
シオリーナは半泣きになって訴える。
クリフト : キアリ…キアリクは使えないんですよ、なぜか。
ブライ : クリフト殿!
クリフト : ふむ、これ以上僕がじらしたら、このクリフトが顰蹙{ひんしゅく}を買う羽目になってしまいますね。
シオリーナの顔は真っ青になり冷や汗をかいている。
クリフト : キアリー。
シオリーナの毒が消えた。
シオリーナ : はぁはぁ…。もう少しでお嫁に行けなくなる所だったわ。
クリフト : そうですね。いかに処女といえども、お漏らしでは困ります。
シオリーナ : …意地悪ぅ。
クリフト : こうなったら、こっちも毒攻撃で応戦ですね。もちろん、このクリフトに掛かれば犯人はばれません。
シオリーナ : 待って、それじゃぁ、力試しにならないわ。
クリフト : ふむ、シオリーナの意向なら仕方ありませんね。(まあ、さっき漏らしてしまっていたら、話は変わっていたでしょうが。)
審判 : 次の対戦相手はラゴスでございます。
ニ回戦
シオリーナ : 私くらいの歳の少年だわ。
ラゴス : 俺のブーメランを受けて見ろ!
ブーメランはシオリーナを狙ったが、シオリーナは一歩下がってかわした。
シオリーナ : きゃっ、スカートが…。
ブーメランの起こす風でシオリーナのスカートはめくり上がる。
ラゴス : おおっ、こりゃええわ。
次の攻撃からは、なぜかシオリーナのスカートを掠めるだけだった。
シオリーナ : もうっ、どこ狙ってるのよ!?
クリフト : どうやら、色気攻撃が通用しそうですよ。
シオリーナ : 行っくぞー!
シオリーナは跳び蹴りを放った。
ラゴス : 見えた!
ラゴスは見たい所を見る事ができたが…。
バコーン
ラゴス : ぎょえー!
クリフト : あそこは男の急所…。決まりましたね。
シオリーナ : …痛そう。でも、見たんだから謝らないもん。
審判 : シオリーナ姫、二人勝ち抜き。
審判 : 次の対戦相手はビビアンでございます。
三回戦
バニーの姿をした女が現れる。
ビビアン : くっ、女の子? 私の色気が効かないわね。そんでもって、全員のドリンクに入れた毒草も効いてないなんて。
シオリーナ : 貴女が!?
ビビアン : ヒャド。
氷の魔法がシオリーナを襲う。
シオリーナ : きゃっ。お返しなんだから。
バシッ
ビビアン : うぐ…ホイミ。
シオリーナ : くっ、ダメージを与えても回復されちゃうわ。
ビビアン : ヒャド。
シオリーナ : あうっ、冷たい。
クリフト : シオリーナ、相手の魔力が尽きるまで耐えるのです。
ビビアン : ホイミ…あっ、もう魔力切れ。
シオリーナ : くすくす。さて、どうしてあげようかしら?
シオリーナはジリジリ近寄る。
取っ組み合いとなった。
クリフト : シオリーナ、そこで右腕を引くのです。
シオリーナ : えっ? うん。
ビリビリ
ビビアンのバニー服が破れ、乳房が露出した。
クリフト : ふっ、どうしてもブライが見たいと言うのでシオリーナに手伝ってもらいました。
シオリーナ : そんな事やらせないでっ!
ビビアン : もう、降参。私の負けよ。
審判 : シオリーナ姫、三人勝ち抜き。
審判 : 次の対戦相手はサイモンでございます。
四回戦
サイモン : ときクエ3ではいきなり骨だったが、今度は強いぞ。
シオリーナ : 鎧で全身を固めて剣を持っているなんて、なんかずるいなぁ。
サイモン : そんな事は無い。この前、電磁気装置、毒ガススプレー、火炎放射器、爆弾銃で武装した白衣の女がロボットを使って攻撃していたが、そいつに比べれは俺は普通だ。
シオリーナ : そろそろ、私ぃの必殺技を出さないとダメね。シオリーナ・流星拳!
シオリーナは流星群のような連続パンチを繰り出した。
サイモン : ぐはっ、この鎧がなければやられていたわい。
クリフト : シオリーナ、相手は男、色気攻撃です。
サイモン : ふはは、色気に惑わされぬよう、試合前に何も出なくなるまで抜いてきたわ!
クリフト : ふむ、本気でシオリーナ姫を倒す気ですね。
サイモン : ただ、何も出なくなった後、血が出て来たのは気になったがな。
クリフト : お、恐ろしい…。
サイモンは特攻を掛けた。
これに対し、シオリーナは拳を堅め高くジャンプした。
シオリーナ : サントハイム・昇龍波!
サイモン : ぐおー。
シオリーナ : トドメは、イーグル・トゥ・フラッシュよ!
ジャンプから落下するシオリーナは、鷲が爪で獲物を引っ掛けるように足で攻撃した。
ガシィ!
サイモン : うぬぬ…あんたは強いな…。
サイモンを倒した。
審判 : シオリーナ姫、四人勝ち抜き。
ブライ : それにしても、姫の技はどこかで聞いた事のある名前ばかりじゃったが。
クリフト : 幼い頃、シオリーナは僕の部屋に来て、よく少年漫画を見てましたからね。その影響でしょう。
審判 : 次の対戦相手はベロリンマンでございます。
五回戦
ベロリンマンはどう見ても人間ではなく、毛むくじゃらの体に長い舌を持っていた。
モニカ姫 : お父様! どうしてあのような者に参加の許可を出したのですか?!
ベロリンマン : モニカ姫え、僕と結婚したらあ、色んな所をべろべろしてあげますう。
モニカ姫 : ひぃー。
エンドール王 : なにやら手違いがあったようじゃな…ワシの跡取りがアレでは…。シオリーナ姫の健闘を祈るしかない。
ベロリンマン : 分身っ。
ベロリンマンは4つに分かれた。
シオリーナ : くっ、確率は4分の1ね。テレビ画面がもっと広かったら、もっと確率が低かったかも知れないけど。
クリフト : ええ、ワイドテレビが主流でしたら、確率は5分の1だった事でしょう。(シオリーナのジョークはまだまだですね。)
ベロリンマンは分身術を使ってシオリーナを惑わす。
ベロリンマン : ベロリーン。
シオリーナ : きゃっ、どこ舐めてるのよもうっ!
クリフト : どこを舐められましたか!?
シオリーナ : 見てた癖に、エッチ。
シオリーナの鉄の爪は電撃の魔法で電気を帯びる。
シオリーナ : サンダークロウ!
ベロリンマン : グヒャッ。お返しにまたベロベロしてやるっ。
シオリーナ : きゃっ…。
ベロリンマン : グヘヘヘヘ…。
シオリーナ : 本物が見えたわ! シオリーナ・彗星拳! シオリーナ・ローリングクラッシュ!
ベロリンマン : オギャー!!
ベロリンマンを倒した。
審判 : シオリーナ姫、五人勝ち抜き。決勝進出!
クリフト : よく頑張りました。次は決勝ですが、その前に下着を替えた方がいいでしょう。
シオリーナ : うん、ベロベロされてベトベトするもの。
《控え室》
シオリーナ : あっ、一枚も無いわ。ブライ、盗った奴を出して!
ブライ : ワシはずっとシオリーナ様の試合を見ていた故、今回はワシではありませぬ。
クリフト : ふむ、ここは大都会、下着ドロがいてもおかしくありませんね。別に変態でなくとも盗む可能性があります。シオリーナの下着の素材は高級なので、お金にできますから。
シオリーナ : どうしようかなぁ? 下着を買いに行く時間は無いわぁ。
クリフト : ブライの爺さん、貴方がいつも胸の辺りにしまっている姫のパンティを出してください。
ブライ : これはダメじゃ。シオリーナ様15歳・誕生祝の時に穿いていたレアパンチーで、ワシのお守りなのじゃ!
ブライは胸元を押さえて言う。
シオリーナ : 出して! 命令よ!
クリフト : 15歳の時のなら、サイズは合いそうですね。ブラジャーだときついでしょうが。
シオリーナはブライから引ったくると、下着を穿き替えた。
ブライ : 姫、決勝が終わったら、返してくださるかの?
クリフト : ブライは洗濯前がいいそうです。
シオリーナ : 絶対に嫌。元々、私の物だしぃ。
ブライ : (15歳・誕生祝は返す事になったが、12歳・初潮祝はクリフト殿も隠し場所を知らんかったようで助かったわい。)
《コロシアム》
エンドール王 : シオリーナ姫よ、よくぞ勝ち抜いた。これより、いよいよ決勝戦じゃ。デスピサロを、これへ。
シオリーナ : (噂では残忍なデスピサロ…。神様、私に勇気をください。)
扉が開くが誰も来ない。
王 : どうしたのじゃ? 早くデスピサロを呼んで参れ。
シオリーナ : (なによ、待たせて私の感情を揺さぶろうと言うの?)
シオリーナの心臓は、更にドキドキする。
兵士は捜しに行く。
エンドール王 : なにっ!? どこを捜してもデスピサロがいないと? うーむ…。
シオリーナ : (どうなっちゃうの?)
エンドール王 : 分かった。いないものは仕方あるまい。武術大会はシオリーナ姫の優勝じゃ。
シオリーナ : ええっ!?
ブライ : 姫様、やりましたな。
クリフト : シオリーナ、優勝おめでとう。
《エンドール王の間》
エンドール王 : シオリーナ姫、よくぞ優勝してくれた。心から礼を言うぞ。父上のサントハイム王も、さぞかし喜ぶはず。ひとまずはサントハイムに帰り、元気な姿を見せてあげる事じゃ。
モニカ姫 : ありがとうございました。これで嫌な結婚をしなくても済みますわ。でもシオリーナ様が男の人だったら…。嫌だわ、なにを言ってるのかしら? どうか聞き流してくださいまし。
《エンドール城内》
爺 : 急にエンドール周辺にも魔物が現れたと思っておったが、デスピサロがいなくなった頃から魔物達は出なくなったのじゃ。
城を出ようとすると…。
兵士 : シオリーナ姫様! 至急、サントハイムにお戻りください!
シオリーナ : 今度はなあに!?
クリフト : ついに王様の子種が作られなくなったとか…。
シオリーナ : 馬鹿な事を言ってないで戻りましょ!
《サントハイム城》
城には誰もいなかった。
ブライ : これは奇怪な。一体どうしたというのじゃ?
クリフト : みんなどこに行ってしまったのでしょうか?(僕の子供を孕んでいる女の子達もいたというのに…心配です。)
シオリーナ : おーい、おーい。
しかし返事は無かった。
サントハイム王の見た夢とは?
姿を消したデスピサロとは?
そしてサントハイムの人々はどこへ行ってしまったのか?
その謎を探るため、再びシオリーナ姫達は旅に出たのであった。
第二章完
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