《フィン城》
兵士 : やりましたね! フィンを取り戻せるなんて。帝国軍に捕らえられていた女の子達も開放されたよ。かなり妊娠している子がいたが、たとえ帝国との混血でも暖かく迎えようと思う。

兵士 : ありがとう。あなた達のお蔭だ。
フリオ : 確かに俺達がいなきゃ、とっくに反乱軍なんて壊滅だっただろうな。
メイラ : メイも頑張ったのだ。

兵士 : この城の地下に、ミシディアの塔に関する秘密が隠されているという噂です。

兵士 : ミシディアの街には古代の書物があると聞きます。もし見つかれば、きっと役に立つでしょう。

兵士 : ミンホ様はどうしてしまわれたのでしょう? ミシディアに行ったまま、まだ戻られないのです
フリオ : 忘れてたな…ミンホの事だ、妖精さんでも追いかけているのかも知れないぞ。

兵士 : この部屋で装備を整えていってください。
フィンの武器庫で装備を整えた。

兵士 : この階段を上った所に鏡の間があります。

《鏡の間》
フリオ : 磨き抜かれた鏡だ。
ペンダントを使うと鏡に卵が映った。
ヒカリア : あー、飛竜の卵だよっ。

兵士 : シオリルダ王女とナオドン王子が大広間でお待ちになっております。荷物移動や整頓が済んだようです。
フリオ : 行ってみるか。

兵士 : ここはフィン城の2階です。

兵士 : 平和が訪れる日まで頑張りましょう。
ヒカリア : うん。

《大広間》
兵士 : ここは大広間です。ナオドン王子がお待ち兼ねです。

シオリルダとナオドンが仲良く並んでいる。
シオリルダ : やっとここに戻ってくる事ができたわ。これもみんなが力を併せた結果ね。
フリオ : ほとんど俺達だったような…。
ナオドン : フィン城は取り返せた。確かに君達のお蔭だ!!
シオリルダ : みんなに感謝しちゃうわ。一つ気がかりなのはミシディアへ向かったミンホの事なの。あれからなんの連絡もないのよ。
フリオ : ヨーゼフといい、派遣した人はみんな役立たずですね。
シオリルダ : 悪口ばかり言ってないで、【ミシディア】へ行ってくれないかな?
ナオドン : その通りだ、フリオニヒル。ミンホがまだ帰らないんだ。【ミシディア】へ行って探してみてくれないか。
フリオ : なんだよ、結局俺達が行く事になるのか…。まあ、確かに俺達も竜騎士を発見できなかったから、人の事を言えないけど。と言う前に、全滅したのに捜させられた矛盾はまだ拭い切れていない。
シオリルダ : あの勇敢な竜騎士達はもういないのね。でも私にはあなた方がいるわ。
フリオ : そう言ってもらえると嬉しいですね。竜騎士がいなくても、飛竜はどうにかなるかも知れません。若い雌の飛竜が彼氏に受精させてもらった卵がありますから。
シオリルダ : 飛竜だけど、フィン城の鏡の間から飛竜を呼んでみたら? でもまだ卵でしょうけどね。
ヒカリア : ミシディアへ行っている間に孵化するといいね。
シオリルダ : ミシディアは魔導師の国よ。彼らの魔法の力を借りなければ皇帝を倒す事は難しいと思う。強力な魔法がミシディアの塔に封印されていると聞いてるわ。
ナオドン : ミシディアの塔には究極の魔法を記した【アルテマの本】があるといわれている。
フリオ : アルテマの本?
ナオドン : 皇帝を倒す助けになるのは、間違いないだろう。
シオリルダ : 遥か昔、地獄への通路が開き、多くの魔物が地上に押し寄せたというの。その時、その魔法の力で魔物は撃退されたそうよ。その本を手に入れる為には【仮面】が必要みたいなの。
フリオ : 仮面?
シオリルダ : この城の地下に白い仮面があるそうよ。
フリオ : その仮面を持たずに、ミンホは一体なにをしに行ったんです?
シオリルダ : うぐっ…お父さんが悪いんだから…。
フリオ : とにかく俺達は仮面を手に入れます。
シオリルダ : 地下へ入る扉を開くには、この呪文が必要よ。…【エクメトテロエス】…。
ヒカリア : エロホンエッチゲーム?
シオリルダ : 違うわ、エクメトテロエス。
ヒカリア : ヒノモトヒカリノエロフィギュアカワイイナ?
シオリルダ : 私は可愛いと思わないわ。それにフジサキシオリの方が絶対に可愛いんだから。
ヒカリア : うー。
シオリルダ : ともかく、呪文としても全然違うわ。3文字の【のばら】も覚えられないんだから、あなたには素質ないの。フリオニヒルは覚えた?
フリオ : エクメトテロエス…どこで唱えればいいんです?
シオリルダ : ごめんね。私はどこにその扉があるか知らないの。
ナオドン : この城の事はシオリルダが一番知っているはず。彼女が知らないのでは…。そうだ! ポールならそういう事に詳しいだろう! あいつは世界一の泥棒らしいからな。今までのシオリルダの下着だって、ポールが盗んだ可能性もある。
シオリルダ : ナオドン…どうして私の下着が盗まれてる事を知ってるの? 恥ずかしくて誰にも言ってないはずなのにぃ…。
ナオドン : ぎくっ!
シオリルダの顔が恐ろしくなってきた。
シオリルダ : ちょっと訊きたい事があるんだけど、いーい?
ナオドン : どっきーん! ちょっと持病が悪化しそうなんで、また今度にしてくれないか?
シオリルダ : なによ、持病って? あなたの持病は仮病でしょ?
ナオドン : こういう状況で心臓がバクバクいう病気なんだ。
シオリルダ : この状況で心臓がバクバクいうなんて、おかしいじゃない!
ガオリ : ナオドン王子にしては台詞を頑張ったけど、シオリルダ王女にはかないそうにない…。
ヒカリア : そういう問題じゃないような…。
フリオ : 惨劇になりそうだ…見てないで行こう。
メイラ : なんだ、見ないのか? 面白そうなのに。

《フィンの街》
兵士 : とうとうフィンが我らの手に戻った。のばらの紋章の旗が、再びこの地に掲げられたのだ。
兵士 : フィンは取り返した。しかし、戦争はまだ終わってはいない。我らの力だけでは皇帝を倒す事は難しい。ミシディアに行かれたミンホ様はまだか!
フリオ : 俺達が様子を見に行く事になった。仮面を持たずに何をしに行っているのやら…。

男性 : ありがとう。フィンを取り戻せたのは、あなた方のお蔭だ。

男性 : ありがとう。

少年 : お兄ちゃん達が親玉をやっつけたんだね。凄いやー!

若い娘 : ここでまた暮らせるなんて夢のようです。

爺 : 生きている内にこの町に帰ってこれるとは思わなかった。あんた達のお蔭じゃ!

男性 : ポールの家にはもう行ったかい? 自分の家に帰れて大喜びしてたよ。きっと盗んだ宝を家に隠してあったんじゃないかな?

《ポールの家》
ポール : フリオニヒルじゃねえか! 元気かいっ?!
フリオ : フィン城に隠し通路とかないか? エクメトテロエスで開くらしいんだ。
ポール : フィン城の隠し扉? 知ってるぜ!! 中には何があるんだ?
フリオ : 白いパンティがあるらしい。
ポール : 白いパンティ? なんだそんな物、集める奴の気が知れねぇぜ。
フリオ : 割りと身近な王子がそれを集めていたのを自爆で見つかって、今は修羅場だろうな。ちなみに、人のせいにしたのが原因だ。その人とはポール、あんただ。
ポール : はぁ? さっきから、何を言ってるんだ?
ヒカリア : そうじゃなくて、白い仮面だおっ。
ポール : 白い仮面? なんだそんな物、俺には用はないな。よし、教えてやろう。大広間の右上の隅だ。お前もつくづく物好きな奴だ。仮面なんぞ取って何に使うつもりやら。
フリオ : そうだな、エッチには使えそうにないだろう。天狗の面みたいに鼻が尖ってるとは限らないしな。

《フィン城地下》
ヒカリア : 大きなネズミがいっぱいだよ…。
フリオ : 偽王女はこんなモンを食べてたんだな…。こりゃ流石に怪しまれるわ。

白い仮面を手に入れた。

《フィン城・大広間》
シオリルダとナオドンの椅子が離れている。
シオリルダ : その白い仮面を持って、ミシディアの街へ行って。魔導師達の方がもっと詳しい事を知っているだろうしぃ。
顔がボコボコのナオドンが言う。
ナオドン : 皇帝は最近、なりを潜めているが、きっと新たな攻撃を準備しているに違いない。一刻も早くアルテマの本を手に入れてくれ! その前に、ケアルの本を持って来てくれ。全身打撲を治したいんだ。
シオリルダ : ナオドンは暫くそのままでいいのよ!

《ガテアの村》
爺 : ついにフィン城を取り戻したのじゃな。あなた達のお蔭じゃ、ありがとう!

《パルムの街》
船乗り : フィンを取り戻したんだって?
フリオ : まあね。
船乗り : お前達は英雄だ!
ヒカリア : 次はミシディアに行くんだぁ。
船乗り : ミシディアはずっと南の大陸だ。

《ポフトの街》
若い娘 : ミシディアにはこの世界の秘密を記した本があるという噂よ。
フリオ : アルテマの本か…。

船を使いミシディアへ向かう。

《ミシディアの街》
ヒカリア : 着いた着いた。

魔導士 : ここは魔導師の国ミシディア…。

ガオリ : ミシディアの塔の封印を解きに来たの…。
魔導士 : 確かにお前達の言うように、塔の封印を解く時がきている…。洞窟に行くがいい。

フリオ : よし、早速行くぞ。

《ミシディアの洞窟》
フリオニヒルにそっくりな者が道を塞ぐ。
ドッペルゲンガーである。
フリオ : そこをどけっ!
ドッペルゲンガー : そこをどけ!
ガオリ : 駄目ね…もう一度街に戻りましょ。

《ミシディアの街》
魔導士 : 塔の封印は3つの物に守られておる。

魔導士 : 黒い仮面を持っておるか? 海の真ん中に小さな島がある。そこに黒い仮面がある。

魔導士 : お主が封印を解くのか? まずは2つの仮面を揃え、この大陸にある洞窟に行きなされ! 塔に入る為に必要なクリスタルロッドがあるはずじゃ。

魔導士 : 随分前にミンホが塔に向かった。お主らも早く彼女のお尻を追え。
フリオ : あーあ、仮面どころかクリスタルロッドもなしに行くとは…。

魔導士 : この町にある古代の書物を読むのじゃ。

《魔導師の家》
本棚に古い本が並んでいる。
【ミスリル】
強く加工しやすい金属。魔法にもよく反応し、魔法の武器や防具を作る素になる。
【飛空船】
新しい技術の産物。このような技術が増えれば、その内に魔法はこの世から消えてしまうだろう…。
【太陽の炎】
まだ世界に国も城もなかった頃、今のカシュオーンの辺りに空から星が落ちた。一人の男がその燃え滾る星から炎を採り、祭壇を造って祭った。
【女神のベル】
昔、宝をよく盗まれていた王は、絶対に破られない鍵を作らせた。最初の鍵は一晩で破られた。次の鍵は二晩で破られた。そして三つめの鍵は破られなかった。王は満足して、その鍵…女神のベル…を雪原の洞窟に隠した。
【竜騎士】
ディスト島は飛竜の住み処だった。ハーンというナイトが、30年かけて飛竜との友情を暖めた。そして彼は最初の竜騎士になった。
【飛竜】
竜騎士を乗せて飛ぶように仕込まれた竜。体は比較的小さいが、力は強く、4、5人を同時に乗せて飛ぶ事ができる。
【ミシディア】
嘗て、魔導師達はその力の大きさ故に争いに巻き込まれた場合、世界を破滅に導く事を恐れ、ミシディアに街造って移り住んだ。
【仮面】
白い仮面を地下の女神に奉げよ。良き心あらば、ドッペルゲンガーは動きを止める。黒い仮面をドッペルゲンガーに被せよ。彼は汝の悪しき心と共に去る。
【アルテマの本】
昔、地獄の魔王の宮殿パンデモ二ウムが現れた時、魔導師達は強力な魔法を創り危機を逃れた。その後、世界の混乱を恐れた魔導師達は巨大な塔を造り、そこに魔法の秘密を記した本を封印した。

魔導士 : この町の中には女神像が祭ってある。クリスタルロッドを守る守護神じゃ。

《地下》
女神像だ。
フリオ : まず白い仮面を使うんだな。
女神像に白い仮面を被せた。

フリオ : よし、黒い仮面を手に入れに南の島へ行くぜ。

《南の島》
原住民の村を発見した。仮面を着ける風習があるようだ。

原住民 : あんりま、たまげた。あんたら、どっから来た?
ヒカリア : フィンだよっ。

原住民 : うへー、なんでお前ら仮面を着けてねえんだ? 変な顔!
ヒカリア : あー、その仮面の方が絶対変だよぉ。

原住民 : この洞窟の一番深い所に俺達の宝・黒い仮面があるだよ。持ってっちゃなんねえぞ! まあ見つからないだろうがね、けけけ。

原住民の村を出、洞窟を探検する。

黒い仮面を守る怪物ビッグホーンだ!!
簡単に倒した。
ヒカリア : ビッグホーンなんて、ミシディア周辺にたくさん出たような…。
メイラ : メイのデータでは、もっと早く手に入れても良かったのだ。
黒い仮面を手に入れた。
フリオ : ふん、あの原住民の宝とやらを掻っ攫ってやったぜ。

《ミシディアの洞窟》
ドッペルゲンガーは動かない。
ガオリ : フリオニヒルの良い心が、悪い心の動きを抑えているのよ…。
フリオ : へー、俺にも良い心があったんだ。
メイラ : はっはっはっは、笑わせないで欲しいのだっ!
ドッペルゲンガーに黒い仮面を被せた。
黒い仮面と共に姿が消えてなくなった。

洞窟の奥でクリスタルロッドを手に入れた。

《フィン城・大広間》
シオリルダ : そのクリスタルロッドがあれば塔に入れるのね。
フリオ : 行くのは明日にしますから、今晩なら貸してあげられますよ。キュウリよりも太くてナスビよりも細いので、丁度いいと思います。
シオリルダ : ?
ヒカリア : ぽっ。
ガオリ : お下品…。

《ミシディアの塔・付近海上》
フリオ : あれがミシディアの塔か、もう少しだ。
嵐と津波が発生した。
フリオ : うわー!
メイラ : こんなひどい嵐は初めてなのだ…メイの船でも持たないのだ!

《リバイアサン》
フリオニヒル達はピンク色のエリアにいた。
フリオ : ここはどこだ? あっ、メイラがいない!! またアイテムの持ち逃げか?!

進むと人がいた。
男性 : ここはリバイアサンの腹の中だよ。
フリオ : ぬわにぃー!
男性 : 俺達もリバイアサンに飲み込まれちまったのさ。
ヒカリア : 早く出たいよぉ。
男性 : 飲み込まれちまったよー。

鎧に身を包む男・リチャードがいた。
リチャード : 誰だお前達は?
フリオ : フリオニヒルとその女達だ。ミシディアを経て、次に行きたかった所だったが…。
リチャード : 私もミシディアへは行った事がある。
ヒカリアはリチャードの鎧に紋章を発見した。
ヒカリア : あー、飛竜?
リチャード : 飛竜? お前達、何者なのだ。
フリオ : 俺達は竜騎士や飛竜を探していたのさ。でもどちらも全滅してたんだ。
リチャード : 私が竜騎士だ!! 竜騎士と飛竜が全滅だ? 出たら目を言うな!
ガオリ : 竜騎士…それじゃあなたが生き残りの…。
フリオ : 飛竜がいない今、アルテマの本だけが頼りなのさ。
リチャード : なぜそれを知っている?
リチャードはガオリの背中にあるクリスタルロッドを見つけた。
リチャード : お前達もアルテマの本を取りに来たのか。よし、ここから脱出して一緒に行こう。この先に船があるのだが、その途中に手強{てごわ}いモンスターがいるのだ。力を併せれば倒せるかも知れない。
竜騎士リチャードが加わった!
リチャード : すると、竜騎士が全滅したというのも本当なのか…。早く確かめたい…。エリナ…。

少女 : リバイアサンの口が開いた瞬間外に出られるのだけれど、怪物がいて邪魔をしてるの。

船乗り : 参ったぜ! こんな所で一生暮らさなきゃならんのか?

兵士 : 私はもう10年もここに住んでいる。誰もここからは出られないでしょう。あなた方も諦めた方がいいですよ。

女性 : ああ、あのお爺さんのクリスタルロッドのせいで私達までこんな事に!

爺 : リバイアサンは塔の封印を守る怪物じゃ。クリスタルロッドを持つ者が通ると飲み込んでしまうのじゃ。ほらっ、わしもクリスタルロッドを持っとるぞ! わははは。

リバイアサンの口に辿り着いた。
船の前に立ち塞がる怪物ラウンドウォームだ!!

倒した。
船に乗り、リバイアサンの口から脱出した!
ヒカリア : メイラの船はどこかへ行っちゃったね…。
前方にはミシディアの塔がそびえ立つ。
フリオ : リバイアサンで日にちを食い過ぎた。一度フィンに戻るぞ。
リチャード : そうか、その後はディストへ行ってくれ。

《フィン城・大広間》
シオリルダ : 伝説のリバイアサンに飲み込まれていたなんて…。それにしてもミンホは今頃どうしているか…。
リチャード : はじめまして、シオリルダ王女。
シオリルダ : あなたは…竜騎士?!
リチャード : お目に掛かれて光栄です。わたくしは竜騎士リチャード・ハイウィンド。ディストが帝国に攻撃された時、私はミシディアにアルテマの本を取りにいきました。その途中、フリオニヒル達と出会ったんです。
ナオドン : 竜騎士が加わったのか! 皇帝を倒す日も近いだろう!!
フリオ : ナオドン王子、顔の腫れが引いてきましたね。
シオリルダ : まだ反省は済んでないわ。
メイラが駆け寄った。
メイラ : 嵐になって船が壊れて、お前達とはぐれて…。メイはもう駄目かと思ってたのだ…。良かった…良かったのだ!!
フリオ : おおっ、メイラも無事だったんだな。
メイラ : メイは新しい船や装置を造るため、ここに残るのだ。
フリオ : 分かった。

リチャード : ディストへ向かってくれ。様子が知りたいんだ。

《ディスト》
エリナ : リチャード!!
リチャード : エリナ! 他のみんなは? 死んでしまったのか、フィリップも?
エリナ : そう、あの後、皆殺しに…。
リチャード : そうか…気の毒に。気をしっかり持てよ、エリナ。俺がついてるから。世界が平和になったら戻ってくる。それまで、息子さんと二人で頑張るんだ!
少年 : おじさんは、竜騎士?
リチャード : ああ。君のお父さんの友達さ。きっと皇帝を倒して戻ってくるよ。そうしたら君のお父さんになっていいかな?
少年 : よく解んないけどいいよ。絶対、皇帝の野郎をやっつけてね!!
リチャード : さて…竜騎士が私とあの少年しかいないとなると、血を絶やさない為にも私があちこちの女性に妊娠させないといけない。
フリオ : おいおい。目が危ないぞ。
リチャード : お嬢さん達は、私の子供を産む気はありませんか?
ヒカリア : えー、ダメだよっ。
ガオリ : 急に言われても…。
フリオ : 許可なんか取ってたら駄目だ、帝国の女でも犯せよ。
リチャード : 帝国の女性でも、力尽くで犯すのはどうかと思う。眠っている隙に手篭めにするのが、体を必要以上に傷つけなくていい。
フリオ : なんだそりゃ? リチャードの趣味か?
リチャード : そんな所だ。
フリオ : そうと決まれば、俺も参加するぞ。
ヒカリア : その前にミシディアの塔だよ!

《ミシディアの塔》
塔をどんどん登る。

魔導師 : よくここまで来た! だが私を倒さねば、この先へは進めんぞ!
魔導師が巨大化した!!
ファイアギガースと戦闘、倒した。

魔導師 : よくここまで来た! だが私を倒さねば、この先へは進めんぞ!
魔導師が巨大化した!!
アイスギガースと戦闘、倒した。

魔導師 : よくここまで来た! だが私を倒さねば、この先へは進めんぞ!
魔導師が巨大化した!!
サンダーギガースと戦闘、倒した。

フリオ : ふぅ、随分登ったな。
リチャード : 次は最上階かも知れん。
最上階は広間になっていた。
フリオ : ミンホ!
ミンホ : あなた達を待っていました!
ミンホの後ろには扉がある。
ミンホ : これから私の魔力の全てをこの扉にぶつけます。うまくいけば封印は解けます。さあ、下がっていてください!!
バリバリバリ!
ミンホは魔力を放出し倒れた。
ヒカリア : ミンホ! しっかり!!
ミンホ : 私は力を使い過ぎました。休息が必要です…。さあ、あの扉の向こうへ…。ガクッ…!
フリオ : ミンホ!! まだ色々訊きたい事が! どうやってこの塔に入ったとか知りたいんだ!
ミンホの魂から声が聞こえる。
ミンホ : シドさんに飛空船で最上階まで連れて来てもらいました。ですから、他に何も必要無かったです。
フリオ : なんだよ、そういうオチかよ…。
ヒカリア : 私達もシドに頼めば良かったんだ…。
ミンホ : 私は処女で死んだので妖精さんの国で暮らします…。処女で死ぬと妖精ウィリーになります。天使だとか言っている人は間違いです…。それでは後はお任せします。
ミンホの声が消えた。

扉の奥にはクリスタルが輝いている。
クリスタルが応えた。
クリスタル : そなたに素早さを授けよう…。
素早さが上がった!

クリスタルが応えた。
クリスタル : そなたに知性を授けよう…。
知性が上がった!

クリスタルが応えた。
クリスタル : そなたに精神を授けよう…。
精神が上がった!

クリスタルが応えた。
クリスタル : そなたに力を授けよう…。
力が上がった!

クリスタルが応えた。
クリスタル : そなたに封印された魔法を授ける。
アルテマの本を手に入れた!
フリオ : 俺が覚えるぞ!

《ミシディアの町》
魔導士 : よくぞ封印を解いた。さあ、フィンにいけ。王女が待っておる。

魔導士 : おおっ、力を身に着けたなっ。

魔導士 : ミンホは…そうか…。だがあいつは自分の使命を果たしたのじゃ。安らかに眠れ…。

魔導士 : 皇帝の魔力が創った竜巻が、北の国々を襲ったらしい。早くフィンに戻りなされ!
フリオ : 竜巻だって!?
魔導士 : まさか皇帝があれ程の力を持っていたとは!

魔導士 : 城に戻り王家の鏡を使って、お前が助けた飛竜を誕生させるのだ。

魔導士 : ミシディアの力はお主らと共にある。さあ、行くのだ。

フィンに戻ると、近辺には竜巻が渦巻いている。
フリオ : あれはやば過ぎるぞ…。

《フィン城》
兵士 : うわー、死にたくねーよー。

兵士 : アルテアやポフトは、皇帝の竜巻によってメチャクチャにされてしまった。
フリオ : あの竜巻を食らったらそうなるだろうな。
兵士 : このフィンも、もう一度竜巻が襲ってきたら、一溜まりもないでしょう。
ヒカリア : どうして竜巻ができたの? 皇帝?
兵士 : あの竜巻は皇帝の魔力が創り出した物だ。ああ…我々は皇帝の魔力の前に無力なのか…。

兵士 : あの竜巻の中に皇帝がいるのです。
フリオ : ならば…。
兵士 : 竜巻の中に入る事はできない。体が切り裂かれてしまう!

《大広間》
シオリルダ : 皇帝は魔力で【竜巻】を創り出し、アルテア、ガテア、パルム、ポフトを破壊し、このフィンの側まで来ちゃったの!
フリオ : ええ、私も見ました。あの竜巻を…。
ナオドン : 折角アルテマの魔法を持ち返ってもらったのに、このままでは使う間もなく【竜巻】に飲み込まれてしまう。
シオリルダ : 皇帝自ら竜巻をコントロールしているに違いないわ。
ナオドン : 空でも飛ばない限り、あの中に入る事はできないだろう。
フリオ : 飛竜ならば何かできると聞いていますが。
シオリルダ : 昔、竜騎士と飛竜を呼びたい時には、ペンダントの光を城の鏡に反射させてたけど。
フリオ : 呼んでみるか…。

兵士 : 鏡は城の3階にあります。
フリオ : 前に行った部屋だな。しっかし、広いお城だ。シオリルダ王女も自分の家で迷い兼ねないな。

《鏡の間》
磨き抜かれた鏡だ。
フリオ : ペンダントを映すぞ。
ペンダントから発した光が鏡に吸い込まれていく…。
鏡に飛竜の姿が映る。
フリオ : あの飛竜の卵から産まれた飛竜だ!
飛竜はみるみるフィンにち近付いてくる。
フリオ : ついに竜騎士と飛竜が揃ったぞ!! …あれっ、リチャードは?
ガオリ : そう言えば、暫く見ていません。
リチャードが走ってきた。
リチャード : おおっ、産まれたばかりの飛竜だ。
フリオ : 何してたんだ? トイレか?
リチャード : いや、ちょっとフィンの街の女の子に声を掛けて子供を作らせてもらったんだ。竜騎士だって言ったら、結構受けが良かったよ。時間が無くて6人しか相手できなかったが、彼女達はきっと丈夫な赤ちゃんを産んでくれるだろう。
フリオ : うぐっ、俺も竜騎士になろうかな…。

《大広間》
シオリルダ : まあ、飛竜じゃないの!! まだ子供のようだけど…。
飛竜 : グァー。
シオリルダ : 飛竜に乗って、空から竜巻に入れるかも知れないわ。
フリオ : 竜巻に潜入ですね。
シオリルダ : 飛竜の翼が竜巻の力に耐えられればいいのだけど…。
ガオリ : 耐えられない時は…おしまい…。
ナオドン : あの竜巻の中心は、不思議と風が弱いらしい。飛竜なら大丈夫だ。

《フィンの町》
兵士 : 竜巻が突然やって来て、みんな飲み込まれてしまったのです。

少年 : みんな死んじゃったー。
フリオ : それだけかよ…。

ポール : いくらおめえでも、今度ばかりはどうにもならないよ。あいては竜巻だぜ。
フリオ : 今度は竜巻に潜入だ。
ポール : お前らあの中に入ろうって言うのか? 全く大した奴らだ。よしっ! 取って置きのお宝を使ってくれ。ベッドの横の壁を探してみな!
壁を探すと物が落ちてきた。
ドサドサドサ
ポール : うわっ、それは俺のエッチな物のコレクション。
ポールは慌てて隠した。
フリオ : チラッと見たけど、帝国は無修正なんだな。まあ、俺の場合は生の女にしか興味ないけど。
ポールの宝をゲットした。

飛竜に乗り、竜巻の中に入る。

《竜巻》
竜巻の中は魔法の建物になっていて、足場があった。

皇帝が魔力を放出する場所に辿り着いた。
フリオ : 皇帝!
皇帝 : 虫けらなど、私が相手をするに及ばん。者共、かかれ!
親衛隊が現れるが倒した。
皇帝 : 少しはやるようだな。だが、次はどうだ?
またもや親衛隊が現れるが蹴散らした。
皇帝 : なかなかやるではないか。私が相手をしてやろう。かかって来い!!
皇帝、親衛隊、ウッドゴーレムと戦闘する。
フリオ : まずは盾となるウッドゴーレムを始末するぞ。
ウッドゴーレム、親衛隊を倒した。
フリオ : 食らえ、アルテマ!
ボボッ…
フリオ : あれっ? 究極の魔法の割りには弱いんですけど。
ヒカリア : えいっ!
ズシュ
ヒカリアの放った矢が刺さった。
皇帝 : おのれ…。
フリオ : 皇帝、覚悟!
グシャー!
フリオニヒルの剣が皇帝の胸を貫いた。
皇帝 : 私は死…な…ん…!!
竜巻が収まり、魔法の建物は落下した。
フリオ : さあフィンに帰ろう!

《フィン城・大広間》
シオリルダ : ありがとう。あなた方のお蔭で平和が戻ったわ。皇帝の娘は父親のしていた事を全く知らないという話だし、皇帝のような魔力と野望を持った人は帝国には存在しない。事実上の帝国崩壊だわ。
フリオ : そうですね。
シオリルダ : 戦いは終わったのね…。さあ、お祝いのパーティーを開きましょ!
ダンスパーティーが始まる。
シオリルダはナオドンと踊る。
フリオ : じゃあ俺はヒカリアと。
リチャード : 私の相手はガオリさんにお願いします。
大広間ではみんなが踊り出す。
そこに傷付いた兵士が現れた。
兵士 : た、大変です! ダークナイトのレオンハルトが皇帝に…ぐふっ!
シオリルダ : …なんて事なの! …また戦いが…。
ナオドン : …どうしたらいいんだ…。レオンハルト? 一体何者だ…。
ヒカリア : 私の兄さん…。
シオリルダ : ダークナイトはレオンハルトだったのね…。あなた方の仲間だったのに…。
ヒカリア : 説得してみるよっ。きっと皇帝の魔法かなにかで操られているんだよっ。
シオリルダ : ダークナイトは皇帝の後を継ぎ、【パラメキア】城にいるはずよ。
フリオ : パラメキアか…。
シオリルダ : パラメキア城は山に囲まれていて、歩いては近付けないの。
フリオ : そう言えば、城下町から行ける雰囲気は無かったな。
ナオドン : レオンハルトはヒカリアのお兄さんだろ? 戦うわけにはいかないだろう。
フリオ : いや、俺達が自分で決着を着けるよ。
ナオドン : …君ならそう言うと思ったよ。必ず生きて帰ってきてくれ!
フリオ : なーに、皇帝に比べればレオンハルトなんてヒヨコですよ。
ヒカリア : パラメキアに兄さんは…。
ナオドン : 難攻不落の要塞だ。ポールが忍び込んで女の子と遊んだと自慢していたが、本当かどうか?

メイラと話す。
メイラ : ダークナイトが皇帝になるって宣言したのだって?
フリオ : 本拠地パラメキアに殴り込みだ。
メイラ : あそこに宝と女を盗みに入ったっていうポールの自慢話を、飽きる程聞かされたのだ。発明の邪魔だったのだ。お前も聞いたか?

《フィン城》
兵士 : あー、疲れた。

兵士 : 一体どうやってパラメキア城に入ったらいいんだろう?

兵士 : 帝国の本拠地パラメキア城は周りを山に囲まれていて、近付けないんだ。

兵士 : ダークナイトを倒し、パラメキア帝国を潰さねばならん。

兵士 : ダークナイトを倒せば、この世界を荒らしているモンスターもいなくなるでしょう。
フリオ : レオンハルトの奴、いつの間にそんな力を…。
兵士 : 帝国の戦力の整わない今ならダークナイトを倒せるかも。

兵士 : パラメキア城に入れるのはあなた達だけです。どうかダークナイトを倒し、真の平和を取り戻してください。

兵士 : ポールの奴がパラメキアに入った事があるって自慢してたよ!

《フィンの町》
兵士 : ダークナイトが新しい皇帝になったというのは本当ですか?
フリオ : ああ、だが俺達で何とかする。

少年 : ねえいつになったら平和になるの?
ヒカリア : 平和じゃない時が終わった時だよっ。

ポールの家を訪れた。
ポール : 皇帝は死んだっていうのに、なんだそのダークナイトってやろーは!
奥にはシドがいた。
シド : パルムで竜巻に巻き込まれた。体が言う事を利かないぜ。
シドは重い体を引き摺り、ベットに向かう。
ガオリ : 大丈夫、シド?
シド : 俺はこんなざまだが、飛空船は無傷だ! 俺が動けるようになるまで、お前達に貸してやる。いいか、貸すだけだぞ!! 大事に使え…。…ウッ…グフッ…ゲホッ。
フリオ : シ、シド! しっかりしろー!!
シドは息を引き取った。
フリオ : 動けるようになるまで貸してくるって言ったけど…。
ポール : あれはシドの遺言だったんだよ!! 解らないのか? 奴は死んじまったんだ! 死ぬって決まった時から、奴は飛空船をお前達に譲るつもりだったんだ。あいつは飛空船を心から愛していたんだ! 奴の気持ちを解ってやってくれ!!
フリオ : 解った、俺達の物になったわけだな。ところで、ポールはパラメキアへ侵入して城の女の子を食ったらしいが、どんな方法だったんだ?
ポール : よく訊いてくれた! 女の子を廊下に追い詰め、服を1枚1枚…。
フリオ : おいおい、訊いたのは侵入の方法だよ。
ポール : なぬっ! このスケベ、女の子に侵入する所まで詳しく説明させるのか?! ちょっと諸事情が心配なんだが。
フリオ : それも訊きたいが…。
ヒカリア : 訊いてるのは、パラメキアに入る方法だよぉ…。
ポール : ははは、済まん。驚くな、俺は凧に乗ってあの城の屋上に降りたんだ! 空から行くんだ! 空から! そうか、お前らなら飛空船で屋上に降りられるかも知れねえ!

飛空船で空を飛ぶ。
フリオ : 今まで世話になった街や村が破壊されている…。
竜巻の被害は受けていないミシディアが見えてきた。
フリオ : そうだ、パラメキアについて調べてみよう。

《ミシディアの街》
本棚に古い本が並んでいる。
【パラメキア】
パラメキアの王は誇らしげに言った。
王 : この城に入れたら娘を褒美にやろう。
崖を攀じ登る者、トンネルを掘る者…。皆、失敗した。ある男が大きな袋に熱い空気を詰めるとふわりと浮き上がり、屋上から侵入した。王は怒って捕らえようとしたが、彼は王女と共に悠々と空を飛んで逃げていったとさ!

フリオ : ともかく空から入ればいいわけだな。…飛竜でも入れそうな気がするが。

《パラメキア城上空》
パラメキアから砲撃が始まる、しかし飛空船はスピードでかわす。
ガオリ : あれは飛竜じゃかわせない…。
フリオ : そういう事にしておいてやるか。

《パラメキア城》
フリオ : よしっ、パラメキアに潜入だっ!
大きな部屋に辿り着いた。
フリオ : なにもないな…うわっ!
落とし穴の罠にはまり、1階まで落ちてしまった!!
フリオ : いてて…普通7階から落ちればタダじゃすまないが、HPは1も減っていないぞ。

廊下には姉妹がいた。栗色の髪の少女が話し掛けて来る。
メグメグ : あの…あなたのお名前は?
フリオ : フリオニヒルだけど?
メグメグ : …そう、やっぱり…。死んでください!
メグメグは包丁を持って襲ってきた。
フリオ : うわっ!
フリオニヒルは反射的剣を出し、斬り捨ててしまった。
6回ヒット732!
メグメグ : あう…。
フリオ : しまった…強くやり過ぎた…。
カエデコ : えーん、お兄ちゃんもお姉ちゃんもフリオニヒルに殺されたー!
妹のカエデコは、ミスリルのヘルメットを持っていた。
ガオリ : まさか…。
フリオ : どうした?
ガオリ : ミスリルの採掘所で倒したサージェント…。
フリオ : そうか、あの時殺した帝国兵の兄妹…。
ヒカリア : レイズ!
メグメグは生き返った。
メグメグ : …これで一応、メグラーからの顰蹙{ひんしゅく}は避けられましたが…。あなた達を許したわけではないです…。
フリオ : 戦争に死者は避けられない。でも俺達はその戦争を終わらせに来たんだ。分かってくれ。
メグメグとカエデコは悲しい顔をしながらも道を開けてくれた。

再び上階を目指す。

《皇女の部屋》
親衛隊が一人だけいた。
親衛隊 : レオンハルトに親衛隊を強制解散させられ、我らの皇女様がレオンハルトに連れ去られてしまった。皇帝亡き後、皇女様が皇帝になられるはずだったのに…。
フリオ : うはー。金銀宝石がいっぱいだ。薔薇の花もたくさん飾られている。
親衛隊 : 帝国民の男が貢いだものだ。
フリオ : 皇女は俺達が解放するよ。あの奥手のレオンハルトが皇女になにかできるはずはないしな。
親衛隊 : 君達は反乱軍…いや、フィン国軍か。頼めた義理じゃないが、ミラーラ皇女様を取り戻してくれ!

ジェネラル[将軍]が現れた。
フリオ : ダイヤの鎧を着た帝国兵だな…。
ヒカリア : 負けないよっ。

倒した。

《皇帝の間》
レオンハルトはミラーラを腕に抱えている。
レオンハルト : やはりお前が来たのか、フリオニヒル!
ミラーラ : 助けて…。
フリオ : ご無事ですか皇女?!
ミラーラ : まだ何もされてなくてよ…。
レオンハルト : ふっ。先程、唇を戴いた所ではないですか。嘘はいけませんよ。
ミラーラ : くっ。
ミラーラは顔を背ける。
レオンハルト : 貴女は皇帝である私が、少しずつ開発していきましょう。
フリオ : そうはいかない。お前を倒して帝国に終止符を打つ!
フリオニールは剣を出し、レオンハルトに向けて進む。
レオンハルト : 俺に勝てるつもりか?
レオンハルトは皇女を床に跪{ひざまず}かせた。そして剣と斧の二刀流で構える。
ヒカリアが2人の間に割って入る。
ヒカリア : やめてよー、二人共!! 兄さん、なぜ戦わなければならないの?
レオンハルト : 俺は帝国の元戦士の老夫婦に助けられ、帝国に入った。そして憧れの女を見つけた。そう、ミラーラだ。だが俺はミラーラには全く相手にされなかった。自分を磨く事を決意した俺は、老夫婦に武器の技を教わり、やがてダークナイトとして活躍し、ミラーラにも一目置かれるようになった。まだまだレオンハルトとは呼ばれず、メロンタルトと馬鹿にされてはいたが。
ミラーラ : …。
レオンハルト : この世を支配するものは何か? それは力だ!! 力があれば高嶺の花でしかなかったミラーラをも手にできるのだ。俺は皇帝になったのだ! その力手放しはしない!! さあヒカリア、そこをどけ!
レオンハルトが突進すると、ヒカリアは後ずさり、フリオニヒルも下がらずを得なかった。
レオンハルトの背中から、ミラーラが抱き着いた。
ミラーラ : おやめなさい! 私が欲しいなら好きにすればいいわ。だからもう争いはおやめなさい。
レオンハルト : …。
ミラーラ : 私はパパ…父である皇帝の償いをしなければならなかったけど…。フリオニヒル、あなたにそれを託すわ。
フリオ : 資金は大丈夫でしょうね? ウチのシオリルダ王女は、自腹を切らせるのが得意だったもんで確認です。
ミラーラ : 私の宝をお使いなさい。
フリオ : あの金銀宝石…承知しました。
レオンハルト : ミラーラ、勘違いをしてもらっては困る。俺は貴女も欲しいが、世界を支配する権力も欲しいのだ。どちらかを選ぶ必要などない。
玉座にまがまがしい存在が現れた。なんと化け物となった皇帝だ。
レオンハルトは殺気を感じ、後ろを振り向いた。
巨大化したゾンビに皇帝の気品を残した装着の皇帝は言う。
皇帝 : レオンハルト、久し振りだな。私は地獄で究極のパワーを身に着けて甦ったぞ! 童貞のお前が皇帝とは片腹痛いわ。世界に皇帝は私一人だ! それに、いまだ童貞のお前がミラーラを力尽くで辱めようとは、笑わせるにも程があるわ!
フリオ : 童貞のニ連発か…。
ミラーラ : パパ!
皇帝 : さあ、ミラーラ、パパの所に来るんだ。素晴らしい力をお前にも味合わせてあげるよ。
ミラーラ : いやっ! いやっ!
ミラーラは耳を押さえて蹲{うずくま}った。
皇帝 : 聞き分けの無い子だ…。
皇帝の手が伸び、ミラーラを捕らえた。
レオンハルト : この化け物め! ミラーラと帝国は俺の物だ! お前などに渡さんぞ。
ミラーラ : キャー!
ミラーラは皇帝の手に取り込まれて消えてしまった。
レオンハルト : !!!
レオンハルトを含め、全員が邪悪な炎の輪に囲まれる。
皇帝 : 帝国? フッ、そんな物にもう用はない。命あるものを皆殺しにし、世界を破壊し尽くしてくれる! まずは、お前達を血祭りに上げてやる。
みんなに邪悪な炎が迫る。
リチャードが炎を避け、皇帝との間に立つ。
と同時に、リチャードが呼んだ飛竜が現れる。
リチャード : ここはひとまず退却だ。さあ、飛竜に乗れ! ディストで聖剣エクスカリバーを手に入れるんだ!
フリオ : リチャード! どこへ行くんだ!!
リチャードは皇帝の向かって足を進める。
リチャード : 来い、化け物め。私が相手だ!
皇帝 : 身の程知らずのウジムシめが! 死ね!!
リチャード : ウォーー!!!
ヒカリア : リチャード!!
リチャードは暗黒の炎に焼かれる。
フリオ : くそっ、リチャードの言う通り退却だ!
飛竜に乗って皇帝の間を脱出する。
パラメキア城が崩れ出す!
フリオ : 飛空船に乗るぞ!
飛竜とフリオニヒル達、そしてレオンハルトを乗せて、飛空船はパラメキアを離れる。
崩れたパラメキアの代わりには、幻の城が現れていた。

《フィン城・大広間》
シオリルダが駆け寄る。
シオリルダ : フリオニヒル! どうしたのよ?
レオンハルトはシオリルダに見られると目を反らした。
シオリルダ : お前はダークナイト!! 大戦艦とか闘技場で私に何度かエッチな事しようとしたんだけど、その度にスボンを抑えて去っていたダークナイト!! 一体なにがあったのよ?!
フリオ : 皇帝が…甦って…。メロンタルトがいまだ童貞だって事を教えてもらったり…。
ヒカリア : 竜騎士が…。私達を逃がすために…。ヨーゼフ、ミンホ、シド、リチャード…。みんな死んでしまった…もうたくさんだよ!!
レオンハルト : 皇帝を倒さない限り、もっと多くの者が死ぬ!
フリオ : レオンハルト! 一緒に戦おう。王女! 彼を仲間にさせてください。童貞ですけど強いのは間違いないです。
シオリルダ : …ダークナイトの事はあなたに任せるわ!
ヒカリア : 兄さん! 戦いましょ!!
レオンハルト : 分かった、ヒカリア。
レオンハルトは久し振りに笑顔でヒカリアを見た。
ヒカリア : えへへ。
レオンハルトが仲間になった。

ナオドン : 皇帝の復活と共に現れた城は、地獄の魔王の城パンデモニウムに違いない! 世界の滅亡の危機だ!!
シオリルダ : 嘗て、地獄の魔物が世界に溢れた時、【ジェイド】と呼ばれる通路を通って魔物達はやって来たそうなの。
フリオ : ジェイドか…。
シオリルダ : ミシディアの方にそういう地名があるわ。
ナオドン : ミシディアに小さな湖があった。カシュオーンの昔話に出てくるんだ。入った者は地獄へ行くと…。

メイラ : 皇帝は悪魔に魂を売っちまったのだ。
フリオ : そうだ、メイラなら地名に詳しいだろう。ジェイドってどこか分かるかい?
メイラ : ミシディアの東の細い海峡、あの辺りがジェイドの海なのだ。

《フィン城》
兵士 : 地獄に浮かぶ城パンデモ二ウムがこの世界に現れた!

兵士 : パラメキア城が崩れ去った後に現れたパンデモ二ウムの中に皇帝がいるのだ。

兵士 : 甦った皇帝の魂を滅ぼさなければならない。

兵士 : パンデモ二ウムは幻の城だ。直接中に入る事はできない。悪魔の世界に通じる泉がどこかにあるという 話を聞いた事があるが…。
フリオ : ジェイドの泉か…。

兵士 : 皇帝の魂が地獄から甦った。

兵士 : おお、なんという事だ!

兵士 : 皇帝の魂が甦るとは…。

兵士 : もう駄目だ、世界の終わりだよー。

《フィンの街》
兵士 : 皇帝が甦るとは…。

少年 : わーん、世界はどうなっちゃうの?

ポール : フリオニヒル、死ぬなよ…。生きて帰ってこいよ…。おい! 約束だぞ!!
フリオ : ああ、今度はメロンタルトもついてる事だしな。
ポール : おっ、あんたは俺と一緒に帝国の女風呂を覗いて、鼻血を出しまくっていた人じゃないか。あの時お互いに名乗れなかったけど、メロンタルトっていうのか。俺はポールってんだ。
レオンハルト : 俺はレオンハルトだ…。
フリオ : メロンタルトでいいじゃないか、憧れの皇女がつけてくれたあだ名なんだぜ。

《ディストの城》
少年 : 皇帝の魂を滅ぼさなくちゃ! でもあの竜騎士のおじさんはどうしたの?
フリオ : その事について話があるから、俺達の中で精神年齢が一番近そうな奴と遊んでてくれないか?
少年やエリナを含め、全員がヒカリアを見た。
ヒカリア : うー、じゃあ、お姉ちゃんと遊ぼ。
少年 : うん、お医者さんゴッコしよっ。
少年とヒカリアは遊びに行った。
フリオ : 実はリチャードも死んでしまったんです。
エリナ : リチャードも死んでしまったのですか…。戻って来て私に子供を作ってくれると言ったのに…。でも彼も竜騎士。仲間の為に死ねて本望でしょう…うっうっ…。
フリオ : 死ぬ前に色んな女の子に子種を蒔き散らしてから逝ったので本望でしょう。生まれてくる子は竜騎士になってくれるはずです。
エリナ : 私達はこのディストを離れ、どこか別の街に行こうと思います。ここには辛い思い出が多過ぎるんです。
フリオ : そう言えばリチャードは、エクスカリバーがどうとか言ってましたが。
エリナ : 忘れていましたね。これは竜騎士団の最高の宝です。どうか受け取ってください…。
エクスカリバーを手に入れた!
フリオ : 俺の手にもピッタリだ。
ヒカリア : ジェイドへ行くの?
レオンハルト : その前にミシディアでジェイドについて調べておこう。きっと色んな事が判るはずだ。

《ミシディアの街》
魔導士 : ジェイドは悪魔と共に現れる…。

本棚に古い本が並んでいる。
【ジェイド】
魔王の城パンデモ二ウムへの通路。
フリオ : たったこれだけだったね、童貞のメロン君。
レオンハルト : そういうお前はどうなんだ?
フリオ : 諸事情が多いから判りにくかっただろうけど、オープニングで既に俺は経験済みだったのさ。しかも、行く先々で女の子を騙して遊んでたんだ。
レオンハルト : そうだったのか…。

《ジェイドの泉》
フリオ : ホワイトドラゴンにアビスウォーム! こんな強敵がいきなり!
レオンハルト : モルボルグレートにも気をつけろ。触手を受けるだけで、毒、麻痺、眠り、混乱、小人の全てを食らうぞ。FF8でモルボルグレートに驚いた場合は、この原点を知るべきだ。

ジェイドを奥へどんどん進む。
看板がある。
「いつの日かここを通る者の為に、この先に地獄へ続く道がある。」

フリオニヒルは地獄へ続く道を進む。

《パンデモニウム》
フリオ : やった! パンデモ二ウムに入った!!

魔物が現れた。
レオンハルト : ラミアクィーンだ! 気をつけろよ。もう少しで俺は騙される所だった。
フリオ : どうかしたか?
レオンハルト : ミラーラに化けて、俺はベッドに押し倒されて…。
フリオ : 大体解る。俺も古傷を突付かれたくないから、無理に話さなくていいぜ。
レオンハルト : モンスターが相手の場合は、童貞を失った事にはならないよな?
タダでさえ静まり返っている辺りが沈黙に包まれた。
ヒカリアもガオリも、決してレオンハルトと目を合わせなかった。
普段はシニカル[皮肉屋]なフリオニヒルも、流石に何も言えなかった。

強力な魔物の巣食うパンデモニウム城をどんどん突き進む。
宇宙のようなフロアに出た。

皇帝 : ついにここまでやってきたな! だが私を倒す事はできん! 死ね!
巨大な皇帝との戦闘が始まった!
フリオニヒルは腕を切りつける。
ミラーラ : キャー!
レオンハルト : ミラーラ! まだ意識があるのか!? 腕を狙うのは後回しだ!
ヒカリアの弓の攻撃
10回ヒット407
皇帝 : これでも食らうがいい!
隕石が降ってきた。
レオンハルト : ぐわっ、これがメテオの原点か…。
レオンハルトの攻撃
9回ヒット2837
皇帝 : うぐぉ…。
レオンハルト : ブラッドソードが効いているのか?
ガオリ : ヘイスト。
フリオニールの攻撃回数が上がった。
フリオ : よし、俺もブラッドソードで攻撃だ!
18かいヒット8888
皇帝の体が崩れ出す。
皇帝 : この私がやられるとは…信じられ…ん…2度までも…お前に…。…お前はいった…い、な…にもの…。ウボァー。
皇帝を倒すと衰弱したミラーラがいた。
レオンハルトはミラーラを抱きかかえた。
幻の城が無に帰している…。
フリオ : さあ、脱出だ!!

《フィン城・大広間》
シオリルダ : よく無事に帰ってきたわ。私、今度は流石にダメだと思ってたんだけど…。
ナオドン : ついにやったな! おめでとう!!
ポール : よく帰ってきたな、本当に…無茶な奴だよ全く!! あばよ、元気にやれよ!!
ポールは去った。
メイラ : メイの見込んだ通りの男だったのだ! 海賊と発明は楽しいのだ。気が向いたら来ておくれなのだ! メイはいつでも待ってるのだ!!
メイラは去った。
ヨーゼフの娘ネリーが駆け寄る。
ネリー : おめでとう!! お父さんもきっと喜んでるわ! 私、王女様の所でみんなのお手伝いをして働くわ! 私でもきっとできる事があると思うの!!
ヨーゼフの霊が現れる。
フリオ : ヨ、ヨーゼフ!!
ヨーゼフの霊が消える。
シオリルダ : 私達は世界の復興の為に頑張ります。あなた達も頑張って!!
ナオドン : 私もシオリルダと色々と頑張る! 諸君らは休むといい!
シオリルダはナオドンと手を繋いで去って行った。
フリオ : 下着を盗んだのがバレたナオドン王子が、あそこまで仲を取り戻すとは…。

ガオリ : 終わった、やっと…。
フリオ : ああ!!
ヒカリア : また4人で暮らしましょう!
フリオ : …。
ヒカリア : あっ、皇女を入れて5人だね。ね、兄さん!
レオンハルト : 俺達は色んな事を知り過ぎた…。
フリオ : そっちは『人間の』女の体はまだのようだけど、別の種族の体は知ってるみたいだし。
レオンハルト : それも含め、もう昔には還れない…。
ヒカリア : 兄さん…なぜ? 待って!! フリオニヒル、兄さんを止めて!!
フリオ : ヒカリア、俺には止められない…。レオンハルトの言った通りだ…。レオンハルト、いつの日かきっと!!
レオンハルトは皇女を連れて去る。
フリオニヒルの背後にヨーゼフ、シド、ミンホ、リチャードの霊が現れる。
ヨーゼフ : 流石はフリオニヒル。
シド : 俺の飛空船も喜んでいるだろう。
ミンホ : フリオニヒルさんには、幸運の妖精さんが憑いていたのでしょう。
リチャード : 私の子供達に平和な世界を与えてくれて感謝する。
霊は消えた。
フリオ : さあ、俺達も行こう!! これからが本当の始まりだ!!(まずは竜騎士の振りをして、女の子をナンパしまくろう!)

長い戦いが終わりを告げた。
皇帝もパンデモ二ウムもモンスター達も、総てが跡形もなく消え去った。
世界に平和が戻った…。
人々は戦いの傷痕を癒し、苦しかった日々を忘れていくだろう。
しかし、決して忘れはしない。世界を救った若者達がいた事を。


FIN.