★ストーリー
遥か彼方の世界において…長く続いていた平和が今終わりを告げた。
パラメキア帝国の皇帝マティウスは、魔界から魔物を呼び出し、世界征服に乗り出したのである。
これに対し、反乱軍はフィン王国で立ち上がったが、帝国の総攻撃に遭い、城を奪われ、辺境の街アルテアへと撤退せねばならなかった。
ここフィン王国に住む4人の若者達も敵の攻撃によって両親を失い、執拗な敵の追っ手から逃げ続けていた…。
弓を携え、疲れを見せず走る少女ヒカリアが言う。
ヒカリア : ガオリ、速く走ってよ!
ガオリ : はぁはぁ、もう走れない…。
ガオリは鎌を携え、泣き言を言う。
レオンハルト : ガオリ、俺の背中に乗れ!
フリオ : ヒカリア、俺はお前に乗っていいか? いいなら今からお前を押し倒して乗るぞ。し、死ぬ前に!
ヒカリア : 冗談言ってる場合じゃ…あー!
帝国軍の屈強部隊である黒騎士達が、逃げる4人に追いついた。
黒騎士A : てこずらせおって。
黒騎士4人が襲い掛かってきた。
フリオ : 逃げるぞ!
しかし逃げられない!
黒騎士A : 死ね!
バシッ!
レオンハルト : ぎゃー!
ヒカリア : 兄さん!
レオンハルトはアッと言う間に黒騎士の槍によって貫かれ、倒れた。
黒騎士B : おらっ!
グシャ!
フリオ : げふっー!
黒騎士の剣の攻撃に体を裂かれたフリオニヒルは倒された。
ガオリは鎌で攻撃する。
1かいヒット0
黒騎士A : ふふふふふ…。
黒騎士B : 残りは小娘か。どうやって犯してやろうか、くくく…。
黒騎士C : 待て。先日、皇女陛下から強姦禁止令が出たばかりだ。殺すしかない。
黒騎士D : くっ、あのお高い性格の皇女か…。
黒騎士B : 皇女の悪口はまずいぜ。
黒騎士C : 俺は皇女陛下のファンだ。皇女様に背く奴は俺が許さんぞ。
黒騎士A : 皇女には逆らえん。この娘達は処女の匂いがして、もったいないが殺すぞ。
黒騎士C : というわけで、下賎の女に用はない!
バシュ!
ガオリ : 死が見える…。
ガオリは倒された。
ヒカリア : うう…みんな…。
ヒカリアは弓を引いた。
1回ヒット3、クリティカルヒット!
黒騎士D : 生意気な!
ゴシャ!
ヒカリア : うきゃー!
ヒカリアは倒された。
黒騎士A : 引き上げだ!
4人からどくどくと流れる血は、徐々に混ざり合った。
…
《反乱軍アジト・魔法陣の部屋》
フリオニヒルは魔法陣の中にいた。
側には高貴な服を着たシオリルダ、回復を司る白魔導師ミンホがいる。
シオリルダ : ミンホ、助かるの?
ミンホ : はい。妖精さんの話ですと、時期に意識を取り戻します。力強い生命力を感じます。
シオリルダ : フィンから避難してくる時、この子が血みどろになって倒れているのを見つけたの。貴女なら助けられると思ったの。
ミンホ : この魔法陣が生命力を増幅させます。そっとしておきましょう。
シオリルダ : 安心したわ。それじゃ、会議に行きましょ。皆、集まっている頃だから。
ミンホ : 占いでは何人か遅刻者が出るみたいです。
シオリルダ : じゃあ、別に慌てなくてもいいわね。
ミンホ : 遅刻者は私達です…。
シオリルダ : …帝国がバフスクで建造中の大戦艦! あれが完成したら敵の総攻撃が始まるわ。何か手を打たないと!
シオリルダとミンホは魔法陣の部屋を去った。
フリオニヒルは気がついた。
フリオ : こ、ここはどこだ? ハッ! みんなは無事なのか?! 二人の処女は無事なのか!
フリオニヒルは辺りを見渡す。
フリオ : レオンハルト! ヒカリア! ガオリ!
魔法陣の部屋を出ると、ヒカリアとガオリが出迎えた。
ヒカリア : フリオニヒル、生きていたのね! …良かった…私…グスン。
フリオ : ヒカリア、ガオリ。レオンハルトはどこだ?
ガオリ : フィンの王女は…助けた…私達を…。レオンハルトは…いなかった。
フリオ : そうか…大丈夫。生きてるさ、きっと。あいつは「童貞で死ぬ事はない!」が口癖だったじゃないか。
ヒカリア : うん…。
フリオ : ところで、二人の処女は無事か?
ガオリ : 大丈夫…。
フリオ : そうか、なら良かった。(俺が狙ってるんだからな。)
《作戦会議室》
軍兵 : ここは反乱軍の作戦会議室です。
ヒカリア : 反乱軍ってのやだなぁ。解放軍とかならともかく。
ガオリ : レジスタンスというのもいいかも…。
会議室の一段高い場所にはシオリルダの椅子があり、澄まして座っている。側にはミンホが仕えていた。
シオリルダ : 元気になったのね。良かったわ。
フリオ : 王女、私達を反乱軍に加えてください!
シオリルダ : 駄目、駄目! あなた達なんかの力では、無駄に命を落とすだけだわ。おうちへ帰って。
ヒカリア : (小生意気な赤毛の王女様だよ…。)
フリオ : 黒騎士から生き残ったのなんて俺達くらいです。反乱軍でも黒騎士と戦って生き延びた奴はいないんじゃないんですか?
シオリルダ : …痛い事言うのね。
ヒカリア : 私達の家はもうないんです。両親も…。
シオリルダ : ごめんなさい…そうだわ! 良かったら、アルテアで暮らしなさいよ。あなた達は弱くて危ないんだから。合言葉さえ覚えておけば、自由に暮らせるわ。合言葉はのばらよ。忘れないようにね。
ヒカリア : えっ? ゴジラ?
シオリルダ : 一字しか合ってないわ…。合言葉は【のばら】よ。よく覚えておいてね。(赤毛にホクロは頭悪そう…。)
フリオ : のばら…。
シオリルダ : のばらはフィンの国の紋章なの。フィン…ああ、フィンはどうなるの? 捕らわれた人々がフィンに集められているのを見たと言う者がいるわ…。男は奴隷として、女は…。
フリオ : ぐちょんぐちょんにされて…。
シオリルダ : 言わなくていいわ。そう言えば、ヒカリアのお兄さんのレオンハルトも行方知れずだったわね。もしかすると、フィンの街にいるかも知れないわ。ただ、今ではフィンはモンスターがうろつく危険な街になってるの。簡単には近づけないわ。
ヒカリア : 行くしかないよ!
ミンホ : 私にはあなたの運命が見えます。それは私達の運命とも関わっています…。まずフィンへ行ってください。それが運命を切り開く道になるはずです。
ヒカリア : のばら。
ミンホ : ふふっ、早速合言葉を使っていますね。
ヒカリア : うん、覚えたよ。
フリオ : ふっ、笑われてやんの。
ミンホ : とにかく、そうやって人々の声に耳を傾けるのが吉と出ました。
爺 : フィンに行かれるのか? やめなされ。あそこは帝国のモンスターがうろついておる。北に行った所にガテアという小さな村がある。お主らではそこに行くのがやっとじゃ。
フリオ : うるせー!
ガオリ : 遠回しに、フィンへの中継地点として活用しなさいと言っているわ…。
軍兵 : 東に行くと港町パルムだ。間に大きな湖があってカヌーがないと行けないぞ。
ヒカリア : ボートとかイカダじゃ駄目なのかなぁ?
軍兵 : やってご覧。
《フィン王の寝室》
衛兵 : ここは王様の寝室です。王様はフィンからここアルテアに逃げて来た時に傷を負われたのです。
王に謁見する。
フィン王 : 先の戦で矢を腰に受け、この有り様。もう歳だ。娘のシオリルダがわしの代理だ。シオリルダに話を聞け。
フリオ : 生意気なんですけど。
フィン王 : ふぁっふぁっふぁっ…。女は生意気な方がいい。死んだ私の妻、シオリルダの母ヒルダは、それは生意気な女だが、そのお尻を追い回し捕まえた時の満足感と言ったら…はぁはぁ…。若い頃を思い出すわい。
フリオ : 王、息が荒いですが、傷が悪化でもしましたか?
フィン王 : ふぅ、とにかくシオリルダは賢くていい女だ。シオリルダの言う事を聞け。
反乱軍のアジトを出ると、アルテアの街だった。
《アルテアの街》
男性 : ここはアルテアの街。帝国もまだここまでは襲ってきません。でもそれもいつまで持つか…。
男性 : ポールは悪い奴じゃないよ。盗賊だけど帝国の奴らからしか盗まないんだ。
覆面の男に話しかけた。
ポール : 俺様は世界一の盗賊ポール様だ!! 俺に盗めない物はないぜ。最近は帝国軍の金庫からがっぽり稼いでいるんだ!
フリオ : 盗めない物はないか…あんたは顔を隠してるが、帝国の女の子から処女も盗んだ表情をしてるな。
ポール : そいつはたまにね。
ヒカリア : のばら。
ポール : おいらは反乱軍からは盗まないよ! おいらの家もフィンにあったんだ。帝国の奴らに占領されて、家に帰れねえんだ。
反乱軍アジトの裏に高貴な服だが酔っている男がいた。
窓から反乱軍のアジトを覗いている。
ナオドン : わわっ!
ナオドンは場所を移動した。
ナオドン : 私の名はナオドン。嘗てはカシュオーンの王子だった。
ヒカリア : 今は変質者? シオリルダ姫が部屋で着替えてたよ。
ナオドン : 今はただの卑怯者だ。兄のスコットが討ち死にした時、私は逃げ出してしまったのだ!!
フリオ : 変質者 < 卑怯者という認識ですね。
ヒカリア : のばら。
ナオドン : そうか、君は戦いに志願したのか。私はシオリルダに拒絶されるのが恐くて、志願もできずにこんな所でウジウジしているんだ。笑ってやってくれ。
フリオ : それでは遠慮なく。ぶわっはっはっ、拒絶されそうになってやんの。
ヒカリア : あはは、覗きなんてやってたら、もっと拒絶されるの間違いないよっ。
フリオ : 拒絶どころか去勢だな。はははははは、わっはっはっはっ。
ヒカリア : きゃははははは、えへへへへへへ。
ナオドン : …もうそれくらいにしてくれ。
ガオリ : こういう人達なんです…。
男性 : そこの武器屋にいるトブールは、腕のいい鍛冶屋さ。でも最近、元気がないんだ。
トブール : わしはただの年寄りじゃ…。
フリオ : 俺はただの青年じゃ…。
ヒカリア : のばら。
トブール : ただの年寄りとは仮の姿じゃ。実は反乱軍一の鍛冶屋トブールじゃ!
フリオ : ただの青年とは仮の姿じゃ。実は反乱軍一の…。
ヒカリア : ドスケベ・フリオニヒルじゃ!
トブール : おおっ、確かに助平そうな顔をしておる。
フリオ : …覚えておけよ、ヒカリア。
フリオ : よし、フィンに向かうぞ。
《ガテアの村》
少年 : ここはガテアの村。湖の向こうに見えるのがフィンだよ。
ヒカリア : 知ってるよ。私の住んでた所だもの。
爺 : フィンの城は帝国に占領され、扉を堅く閉ざされてしまい中に入れん。街も帝国の兵士やモンスターがうろついていて危険じゃ。
男性 : フィンの街の外れに酒場がある。そこのマスターは帝国に占領された時、一人逃げ遅れ、今でも帝国の兵士相手に商売を続けているようだ。
ガオリ : 情報を得られるかも知れない…。
女性 : ここガテアやアルテアまでは、帝国もまだ襲ってきません。でも帝国の大戦艦が完成してしまったら、ここも…。マイルーラ飲んでおかないといけないかしら…。
ガオリ : それを言うならピルです…。
《フィンの街》
ヒカリア : 酒場はどこですか?
帝国兵 : あっちだ…って、貴様ら反乱軍だな!
キャプテン[大尉]が襲ってきた!
ヒカリア : あっ、皇帝!
帝国兵 : どこどこ?
逃げ出した。
《酒場》
ヒカリア : うわー、帝国軍でいっぱい…。
ガオリ : さっきみたいに話掛けないでね…。
フリオ : どうやら二階は各地から集めた女の子を買えるらしい…。
ガオリ : 今は助けられない…ごめんなさい。
マスター : おいおい、カウンターの中に入られちゃ困るなー!! 全く、帝国の奴はガサツで困る…ブツブツ…。
ヒカリア : のばら。
マスター : この壁に隠し扉がある! 奥に傷ついた戦士がいる。俺はもう、こんな所は懲り懲りだ! 後はお前らに任せるよ。それじゃあな!
隠し部屋にはベッドがあり、傷付いた戦士がいた。
戦士 : 俺を帝国に売る気か? それなら、せめて殺してからにしてくれ。生きたまま捕まりたくはない…。
フリオ : 生きてないと、売値がカスになっちまうんだよ。例えば死んだ女の子が売れると思うかい?
戦士 : そういう趣味の奴も帝国にはいる。
ガオリ : そう…帝国軍の男って鬼畜なのね…。
ヒカリア : のばら。
戦士 : そうか、君達は反乱軍だったのか。君のブラックジョークを聞いていたら、帝国軍に違いないと思ったけれど。
フリオ : ふふっ、今のはジョークのつもりはないし、帝国軍にジョークで負けるつもりはないけど。
戦士 : 私はスコット。カシュオーンの王子だ。
フリオ : えっ、あなたが! 討ち死になさったと聞いていたのですが、生きていたんですね!
スコット : ああ、だがもう長くは持たない。君達に頼みがある。
フリオ : お金が掛からない事なら。
スコット : 私の弟のナオドンに伝えて欲しい。お前には素晴らしい能力がある。もっと、自信を持てと。
フリオ : ええ、お金が掛かりませんから。
スコット : フィン王に伝えてくれ。フィンが敗れた原因は、ボーゲン伯爵が裏切った為だ。奴は今、帝国の将軍になっている。
フリオ : これも、お金が掛かりませんね。
スコット : それからシオリルダ。愛していると…。いや、これはシオリルダには伝えないでくれ。私はもう死ぬ。シオリルダは別の人を愛すべきだ。
フリオ : 俺辺りがいいでしょうね。
スコット : …それでは成仏できん。
ヒカリア : あの…私の兄のレオンハルトをご存知ありませんか?
スコット : 生憎だが…役に立てなくて済まん。そうだ、このリングを上げよう。きっと役に立つ。
リングを手に入れた。
フリオ : 他にも何か遺品があれば回収しますが。
スコット : ああ、構わない…ふーっ、疲れた…。そろそろ眠らせてくれ…。
スコットは永遠の眠りに就いた。
フリオ : 戦士スコット、安らかに眠れ。さて、許可は得ている。金目の物がないか探すぞ。
ガオリ : このネックレス、高そう…。
フリオ : おおっ。
帰り道、空には飛空船が飛んでいた。
《アルテアの街》
ナオドンは反乱軍アジトの裏にいる。
ヒカリア : また覗いてるよ、ナオドン王子。
ナオドン : うわっ、君達か。
フリオ : この窓からは、作戦会議室に座るシオリルダ王女の後ろ姿が見えるな。
ヒカリア : 顔だけかと思ったら、後ろ姿も生意気そう…。
ナオドンにリングを見せた。
ナオドン : そのリングはスコットの! …そうか、兄がそんな事を言っていたのか…。
フリオ : ええ、でもエッチだけは、自信を持つ必要がないそうです。
ナオドン : …どうせ僕は童貞で短小でビガーパンツを穿いて、シオリルダの私生活を覗いたり彼女の部屋に忍び込んだり彼女の衣類を盗んでる男さ…。
フリオ : シオリルダ王女にチクッておきます。異常性犯罪者として逮捕されるでしょう。
ナオドン : 待ってくれ! せめて、正常な性犯罪者と!
ガオリ : …正常な性犯罪者なんているのかしら…?
《反乱軍本部・作戦会議室》
シオリルダにリングを見せた。
シオリルダ : そのリングはスコットの物ね! 彼は生きているの?!
フリオ : 王子はフィンの街にいました。私達にこのリングを託すと力尽きて…。
シオリルダ : …それでは、そのリングは形見の品…。彼は何も言ってなかったかなぁ?
フリオ : …いえ、「シオリルダが処女か知りたかった、やはりコ@ミに電話させるべきだった」以外は何も…。
シオリルダ : そう…。
フリオ : アレ? 今の台詞で処女かどうか答えてくれるはずだったんですけど。
シオリルダ : コ@ミに電話したら?
フリオ : 国際電話どころか、異世界際電話なので遠慮します。それより、このリングを受け取ってください。
シオリルダ : それは貴方が持っていて。勇気ある者に相応しいリングだから。
フリオ : 了解。
ガオリ : (スコット王子、形見を拒否されて可哀想…。)
シオリルダ : フィンに潜入して帰って来るとは、貴方の力を見くびっていたわ。反乱軍に力を貸して欲しいなぁ。
ガオリ : この程度の事で反乱軍の一員になれるなんて…。
シオリルダ : 何か言った? 私達は魔法の金属【ミスリル】を手に入れる為に、強い戦士を必要としているの。
フリオ : ミスリル?
シオリルダ : フィンの戦いは装備の違いで敗れたのよ。帝国兵はミスリル製の武器や鎧を使っていたわけなの。
フリオ : ホントにそれが原因ですか?
シオリルダ : 間違いないわ。私って考える素質あるんだから。帝国はどこかでミスリルを見つけたのよ。サラマンドに住むヨーゼフという者に調査を命じたのだけど、まだ連絡がないの。
フリオ : 調査員から連絡がなくなったら役立たずですよ。夜逃げしたとか。
シオリルダ : そんな事はないと思う…。ミンホと共にサラマンドへ行ってくれないかな?
ミンホが笑顔で黄緑色の魔法のカヌーを持って来た。
ミンホ : フィンから帰って来たようですね。あなた達を待っていました。共に戦いましょう。あなた達に私のカヌーを上げます。ケロちゃんマークがついてる奴です。
ミンホが仲間になった!
ケロちゃんマークのカヌーを手に入れた!
ヒカリア : だ、ださい…。
シオリルダ : 帝国もフィンの戦いでは大きな損害を受けたわ。それを補う為に、バフスクで【大戦艦】を建造しているの。
フリオ : 大戦艦?
シオリルダ : 大戦艦は【飛空船】を大型にし、武器をたくさん積んだ物よ。帝国はバフスクの人々を使って、大戦艦を造らせているの。
フリオ : 飛空船…。
シオリルダ : フィンの城騎士団のリーダーだったシドという男が飛空船を造ったのだけど、その魅力に身も心も奪われ、フィンから去って行ってしまったの。
ヒカリア : 身も心も…ぽっ。
シオリルダ : 今はポフトの街に住み、旅人から金を取って飛空船に乗せているわ。彼はそのお金を全て、飛空船の性能をアップさせる為に注ぎ込んでいるそうなの。
爺 : サラマンドに行くのか! まず東の港町パルムに行って船に乗りなされ。お主らのようなひよっこでは、とても歩いて行ける場所じゃないわ!
ガオリ : 遠回しに、金をケチらずに船を使えと言ってくれている…。
軍兵 : 今の我々の武器では帝国にかなわない。ミスリルがあれば、なんとかなるのだが…。
軍兵 : ミスリルをアルテアに持ち帰ってくれ!
女兵 : ミスリルを武器屋のトブールに渡せば、いい武器や鎧を作ってくれるわ。
フリオ : よーし、ミスリルだな。
軍兵 : バフスクでは帝国の大戦艦が造られている。街の人は奴隷となり、働かされているのだ。
男性 : そのカヌーがあれば、東にある湖を渡ってパルムに行けるよ。
ヒカリア : カヌーの色、塗り替えていい? それに塗り潰したい部分があるの。
ミンホ : 駄目です。ケロちゃんの部分を塗り潰すつもりなのは、妖精さん達の噂になっています。
《フィン王の寝室》
衛兵 : 王様も君達の活躍を知り、喜んでおられるぞ。これからも頑張れ。
フィン王 : そうか、スコットも死んだか。スコットはシオリルダにプロポーズしておったが、その返事も聞かずに逝ってしまったか…。彼ならば、シオリルダの婿として相応しいと思ったのだが。
ヒカリア : のばら。
フィン王 : 我が紋章も帝国兵に踏みにじられてしまった。裏切り者がいたに違いない。ああも簡単に帝国に敗れるとは…。
フリオ : ボーゲンという男が裏切ったそうです。
フィン王 : なに、ボーゲンが裏切った?!
フリオ : 処女100人に目が眩んだそうです。平均年齢15歳、鼻血が出そうです。
フィン王 : 許せん!! …しかし処女100人とは、わしの心も動かすような条件だ。しかも、平均年齢…。
フリオ : え?
フィン王 : …なんでもない。
フリオ : ミスリルについてご存知ありませんか?
フィン王 : 遥か昔、多くのミスリルが使われていた。北にあるセミテの滝でもミスリルが採掘されていたという記録がある。
ヒカリア : えっと他に訊くとすれば…大戦艦。
フィン王 : な、なんだそれは! 帝国はそんな物を造っているのか! 誰もそのような事は教えてくれなかったぞ。そうか、わしに心配を掛けまいと…。
《アルテアの街》
反乱軍のアジトの窓からナオドンが出てきた。
ナオドン : わわっ。
ヒカリア : あーっ、何盗んで来たの?
ナオドン : 単なるハンカチだ。今日は暑いのでな。
ガオリ : 私にはブラジャーに見えます…。
フリオ : カップはシオリルダ王女に合いそうですね、王子。
ナオドン : うぐぅ…。
フリオ : ミスリルについてご存知ありませんか?
ナオドン : ふむ、シオリルダの下着がミスリル製だった事はないが。
ガオリ : そうじゃなくて…。
ナオドン : カシュオーンに代々伝わるミスリルの剣をスコットが持っていた。あれは素晴らしい切れ味だった。女官のスカートが真っ二つだったよ。
ヒカリア : 大戦艦は知ってますか?
ナオドン : 噂は聞いている。もし完成したら、全ての町が破壊されてしまうだろう。だが、私に何ができるだろう?
フリオ : 盗んだ下着とかを売りさばいている隙に大戦艦を破壊するとか。
ナオドン : それは駄目だ。シオリルダの下着は絶対に売らん!
ガオリ : 下着泥棒…。
トブール : わしはただの年寄りじゃ…。
ヒカリア : ミスリル欲しい?
トブール : ミスリルがあれば、良い剣や鎧が作れるのに…。
男性 : 早く戦争が終わって平和な世の中にならないだろうか。
男性 : 港町パルムから船に乗ってポフトに行ける。そこから北にいけばサラマンドに着くよ。
少年 : ミスリルってなんだい。食いもんだったら、おいらにもおくれ。
フリオ : 食いもんだけど上げない。
《ガテアの村》
少年 : あー、そのリング知ってるー。ずっと前、スコットとかいうおじさんがはめてたよー。
フリオ : どこに?
しーん
ヒカリア : ぽっ。
ガオリ : 指だと思います。少なくともヒカリアの想像した場所ではないと思います。
フリオ : いやー、ナオドン王子がビガーパンツだったんで、兄貴もアイテムが必要だったのかと勘違いしちゃったよ。ははははは。
少年 : そのおじさん、リングを使って世界地図みたいなの見せてくれたんだよ。なんか変な呪文を唱えてたなあ。「とくれせんたぼーび」とか…。
ミンホ : Bボタンとセレクトです。
地図が見えた。
爺 : 時々この辺りを飛んでいる飛空船は、シドという男の物じゃ。
ヒカリア : 私も乗りたい。キミもだよね。
フリオ : ああ、ガオリに乗りたい。
ガオリ : そんなネタで喜んでもらえる程、ミラFCの訪問者は甘くないわよ…。
男性 : お願いだ。帝国の皇帝を倒して、平和を再び取り戻してくれ。
フリオ : 極端な話だな。倒せるような実力に見えるかい?
女性 : あなた方ですね。シオリルダ王女に認められた新しい戦士は!
フリオ : まあね。まだ1ギルも援助がなくて、旅の資金は自腹だけど。まあ、辛うじて反乱軍のアジトから、アイテムをかっぱらったくらいだ。
《パルムの街》
船乗り : ここはパルム。小さな港町さ。
ガオリ : 本当に小さいですね…。
船乗り : ポフトの先、バフスクやサラマンドは帝国に占領されているっていうぜ。この前見かけた女の子も犯されちゃってるだろうな。
船乗り : ここパルムやポフトは、まだ帝国の攻撃を受けてないんだ。女の子の処女率も高いぜ。
フリオ : 男の子の処女率は?
船乗り : 馬鹿かアンタは。男には関係ないだろ?
フリオ : ふっ、あんたが「女の子の処女率」なんて言葉を使った皮肉だよ。
船乗り : よお、姉ちゃん。一緒に飲もーぜっ!
ヒカリアのお尻を触った。
ヒカリア : やだーっ! もう!
ガオリ : どうして私に声を掛けてくれなかったのかしら…。
フリオ : その殺人鎌が怖いからだろう。
ガオリの目と鎌が光った。
若い娘 : パルムは自由な町よ。あたいと一緒にここで暮らさない?
フリオ : そんなわけにもいかない。でも、もうちょっとキミのバストがあって顔が可愛かったら、考えちゃうけどね。
若い娘 : がくっ…。
船乗り : ここから船に乗るとポフトという街だ。
船乗り : よお、あんたら船に乗らないかい? ポフトまで32ギルで連れていってやるよ!
ヒカリア : うん。
船乗り : よし、じゃあ町の表に船が待ってるから乗ってくれ。
《ポフトの街》
若い娘 : ここは港町ポフト。ここから北に行くとサラマンド、東に行くとバフスクです。
船乗り : 東にバフスクの街があるが、あそこは帝国に占領されちまってるんだ。なにか恐ろしいもんを造ってるぜ。
船乗り : あんた飛空船を見た事あるか? あれはこの町に住むシドっていう男の物だ。あれを操縦できるのはシドだけさ。
フリオ : シド?
船乗り : シドならこの町のパブにいるだろう。金さえ出せば飛空船に乗せてくれるぜ
《パブ》
シド : 【飛空船】に乗るか? 金さえ出せばどこへでも行くぜ。
フリオ : ならコ@ミのある所へ連れてってくれ。ときメモのキャラクターについて訊きたい事があるんだ。
シド : ふはは、異世界は流石に無理だ。登場キャラが処女かどうかは電話で訊け。ところで、スクウェアには、FF8のリノアが処女かどうか問い合わせがあったそうだ。サイファーの女だったらしいからな。
フリオ : FF2のマリアが処女かどうかの質問は、流石になかっただろうな。
ガオリ : それにしても、飛空船…。
シド : 【飛空船】に乗りたけりゃ、後ろの奴に金を払いな!
フリオ : 大戦艦って知ってる?
シド : ふん、あんなでかぶつ! 俺の飛空船の方がずっと凄いぜ!
シドの子分 : 世界にただ一つ、シドの兄貴の飛空船に乗りたいのかい? 遠い所へでもあっと言う間に連れてってやるよ! もっとも、金を持っていればの話だがね…。
ヒカリア : お金ならあるよ。スコットって人の持ち物をお金にしたんだよ。えへへ。
シドの子分 : 行くかね?
ヒカリア : うん。
シドの子分 : へっへっ、毎度あり! 外の飛行場に飛空船が用意してあるから、それに乗ってくれ。
《バフスクの街》
奴隷男を始め帝国兵も黙って作業している。
帝国兵 : …。
奴隷男 : …。
帝国兵スパイ : 馬鹿! 話し掛けるな! ダークナイト様がいらっしゃるのだ。さぼっていると殺されるぞ!
司令官らしき男がいた。全身を暗黒の鎧で身を包み、仮面を着けている。
ダークナイト : こんな所をうろうろするな!
ヒカリア : ごめんなさい…。
ダークナイト : ふむ…帝国兵に犯されないようにしろよ。まあ、ここでは俺がいる限り大丈夫だが。
ヒカリア : あ、ありがとう。
ダークナイト : お前に礼を言われる筋合いはない。
フリオ : ダークナイトさんは女を犯さないのか?
ダークナイト : ふっ、この俺は一流の女を抱こうと思えばいつでもできるんでね…ゴホン、ここの空気は悪いな。喉が渇いてしまう。掃除も怠るな! 私語は慎め!
フリオ : (あんたが一番喋ってたような…。)
バフスクから北西へ向かうと地面が雪になって来た。
《サラマンドの街》
スキンヘッドのごつい男がいた。
ヨーゼフ : わしになにか用かね?
フリオ : 飛空船についてちょっと。
ヨーゼフ : 飛空船に詳しい奴を知ってるが、教えるわけにはいかんな。
フリオ : じゃあ、大戦艦は? 「大戦艦に詳しい奴を知ってるが、教えるわけにはいかん」というのは、なしですよ。
ヨーゼフ : 飛空船のでかい奴だろう。もちろん知ってるぞ。
フリオ : ふぅ、その程度の事、誰でも知ってるさ。
ヨーゼフはどうも態度がよそよそしい。
ヒカリア : のばら。
ヨーゼフ : シオリルダ様に派遣されて来た? お前みたいな若造が? どうも怪しい? 本当か?
フリオ : その為の合い言葉でしょうに。
ミンホ : それ以前に私の顔を忘れましたか? フィンで最も優れる白魔導師ミンホちゃんですよ。
ヨーゼフ : …。
ヒカリア : ハゲてるのはなんで? 私は赤毛だけど、透明の髪の毛があるの?
フリオ : 手触りまで透けたりして。
ヨーゼフ : ほっとけ。
フリオ : ミスリルはどうなったんです? シオリルダ王女はカンカンですよ。
ヨーゼフ : ミ、ミスリルか…まだ見つからないんだ。手掛かりはあるんだが…。おっと、まず身の証しを立ててもらおう。セミテの滝の洞窟で町の人間が働かされている。それを助けてくるんだ。そうしたら、信用してやろう。
ヨーゼフの家を出た。
フリオ : 困ってるなら素直に頭下げろつーの、あのハゲ。
ヨーゼフを慕う若い娘がいた。
若い娘 : 私はヨーゼフを愛してるの。でも私なんかが側にいたら、あの人の邪魔になる…。
フリオ : 髪の毛でも邪魔になると思ってるのか禿げてたしな…あっ、あれは天然禿げか。
フリオ : ハゲ頭でもいいの?
若い娘 : それがいいんです。ぽっ。
ガオリ : その気持ち解ります…。
女性 : サラマンドの男達は、みんなセミテの滝の洞窟で奴隷として働かされています。お願いです! みんなを助けてください!
女性 : サラマンドの南の山の向こうにセミテの滝があります。その上の洞窟で帝国がミスリルを掘っているのです。
《セミテの滝の洞窟》
奴隷達が捕まっている。
男性 : 助けてください!
ネリー : えーん、えーん。
ポール : フリオニヒルじゃねえか!! いやー、助かったぜ。この子はヨーゼフの娘さ。ボーゲンがこの子を人質に取ってヨーゼフを脅していたんだ。
フリオ : お前はどうして?
ポール : 俺はミスリルの在り処を聞き出して、ここに採りに来たわけさ。ところが俺とした事が、どじ踏んじまってこのざまよ。俺はネリーやみんなを連れて先に逃げるよ。それじゃーな、ありがとよ!
ポールとサラマンドの男達は去った。
《サラマンドの街》
ヨーゼフ : ありがとう。娘が帰ってきた。
ヒカリア : 私達のお蔭だよ。
ヨーゼフ : ミスリルはとっくに見つかっていたんだ。ボーゲンに脅されて嘘をついていたんだ。娘の事が心配で…。
ガオリ : そう…仕方ないわね。
フリオ : シオリルダ王女に頼まれて、ヨーゼフがミスリルを探してたのバレバレだったわけね。
ガオリ : ボーゲンって裏切った人でしょ…。ヨーゼフが悪いわけじゃないわ。
ヨーゼフ : 済まなかった! わしにできる事があったら、なんでも言ってくれ。
フリオ : あの洞窟にミスリルがあると聞いてるけど。
ヨーゼフ : セミテの滝の洞窟は、昔の鉱山だ。一番深い所ではまだミスリルが採れるようだ。
フリオ : 大戦艦について訊ねたい。
ヨーゼフ : ダークナイトが指揮官になってから、大戦艦の建造は急速に進んでいる。間もなく完成だろう。
ヒカリア : 飛空船は?
ヨーゼフ : シドより飛空船に詳しい奴はいないぞ。
ガオリはネリーと遊んでいた。
ガオリ : この子、とても素直でいい子…。
ネリー : 助けてくれてありがとう。
ヨーゼフ : ネリーは死んだ妻との間にできた子だ。
フリオ : 死んでから子供を作ったの? なんて低俗な突っ込みはやめておいて、血液検査で調べたかい?
ガオリ : 後の方が低俗よ…。
ヨーゼフ : そう言えば、妻は結婚した時に既に処女じゃなかったが…。バカな事を考えさせるな!
ヒカリア : 目が似てるから親子だよぉ。
フリオ : 良かったな。それより、採ったミスリルをどうせ俺達が取りに行く事になるなら、ヨーゼフに信用される必要もなかったような…。
女性 : 捕らえられていた夫が帰ってきました! ありがとうございました。
男性 : ありがとう! お蔭で助かった。
《セミテの滝の洞窟》
洞窟をどんどん降りる。
ファイアの本を見つけた。
ヒカリア : 難しいよ…ガオリが覚える?
ガオリ : 私、ブリザドがいい…。
フリオ : なんだ、俺か。でも魔法騎士レイアースの獅堂光は炎を使うんじゃなかったっけ?
ヒカリア : あのアニメがおかしいんだよっ。光なら光りの魔法を使わなきゃ。
ガオリ : そ、そっくりさん…。
フリオ : ふむ、檜山ひかるを加えて出元判明だ。
ヒカリア : あーっ、ガオリだって綾波レイと似てるって噂もあるよー。
フリオ : あまりに似てるから、せめて名前だけは連想されないようになってるのか?
ミスリル採掘所を守る帝国兵がいた。兜の上にヘルメットを被っている。
帝国兵 : ミスリルはお前らには渡さん!
サージエント[軍曹]と戦う。
倒してミスリルを手に入れた。
帝国兵 : うう…メグメグ、カエデコ…。
帝国兵は死んだ。
ガオリ : 奥さんと子供…?
《サラマンドの街》
ヒカリア : えへへ、ミスリルだよ。
ヨーゼフ : 早くアルテアに持ち帰るんだ。シオリルダ様が待っているぞ!
フリオ : 俺がミスリルを手に入れたからには、どこかのハゲは用済みか。
ヨーゼフ : ん?
女性 : 早くミスリルをアルテアの王女の所に…。
フリオ : 王女に持って行っても加工するのは別人だぜ。まあ見せつけて感謝させまくってやる。
《反乱軍のアジト・作戦会議室》
ヒカリアは嬉しそうにミスリルを見せる。
ヒカリア : これなーんだ?
シオリルダ : それがミスリルなのね?! それを街の武器屋にいるトブールに渡してっ。採掘所にも人を向かわせて…。ああ、これで帝国と対等に戦えるわ!!
フリオ : ところで、シオリルダ様が私達に指示した調査とは、実は鉱山を奪い取るという略奪ってわけだったんですね。私達が殺したサージエントやソルジャーにも奥さんや子供がいて、路頭に迷う事は確実です。
シオリルダ : 帝国兵など路頭に迷えばいいのよ! 正義は私達にあるんだから!
フリオ : (あらら…逆切れしちゃった。)
ガオリ : 正義は我にありと信じて疑わないのね…。
シオリルダ : 【大戦艦】の建造を指揮するダークナイトは、有能な男のようなの。幸い、彼は急にパラメキアへ呼び戻されたわ。ミスリルを奪われて慌てているのだと思う。
フリオ : 大戦艦か…。
シオリルダ : バフスクの仲間が、戦艦に辿り着く抜け道を見つけたそうよ。戦艦を破壊して欲しいの。せめて完成を遅らせるだけでも構わないわ。あなた方とミンホの力なら、できない事はないと信じているわ。
フリオ : 帝国軍にケチョンケチョンにやられた割りには、情報が早いですね。まあ、あのヨーゼフの情報の遅さは別として。
爺 : おお、わしには見えるぞ。なにやら巨大で邪悪な物が空を飛んでいく…。くわばら、くわばら。
軍兵 : 大戦艦を破壊してください!
軍兵 : 帝国の大戦艦が完成したら、このアルテアやポフトも帝国に占領されてしまうだろう。そうなったら男は殺され、女は…。
軍兵 : バフスクは帝国のダークナイトに支配されている。町の人間は皆、催眠術にかかっているのだ
ガオリ : 言われてみればみんな無口だった…。
女兵 : バフスクにはダークナイトの代わりにボーゲンって人がいるみたいよ。
ヒカリア : えっ、ボケ?
ガオリ : それはヒカリアの得意な奴よ…。
男性 : 大戦艦をぶっ壊すんだっ!
ヒカリア : ぶっ壊すよ、ゴーゴー!
兵士 : アルテアでフィンの王女が反乱軍を作ったと聞いて、私はここに来ました。私も帝国と戦います!
ガオリ : そう…死なないように頑張って…。
爺 : お願いじゃ。バフスクの大戦艦を完成する前に破壊しておくれ。
フリオ : 破壊の話が多いけど乗っ取るって話はないのか?
ミンホ : 妖精さんのお話では、ないです。早い話が、これから起こるストーリーを先に知らせているわけです。
少年 : 僕も反乱軍に入って帝国と戦うんだ!
ヒカリア : 頑張ってね。
《フィン王の寝室》
衛兵 : 王はあなた達の活躍を聞き、安心しておられます
フィン王 : ぐぅーぐぅー。
ヒカリア : 安心し過ぎて寝ちゃってるね。
《アルテアの町》
ナオドン : 君達がミスリルを持ち帰ったのか! なんて勇敢な人達なんだ!! か弱い女性ばかりだというのに。それに引き換え私は…情けない。
フリオ : そりゃ、シオリルダ王女の部屋に忍び込んで、ベッドに寝転がってハァハァじゃ情けないでしょう。
ナオドン : 私の生き甲斐だ、放っておいてくれ。
ヒカリア : 次は大戦艦をやっつけるんだぁ。
ナオドン : 今度は大戦艦を破壊しにいくのか! ああ、私にも何かできないだろうか。君達の半分の力でもあれば…。
フリオ : ええ、今の俺の半分の腕力があれば、シオリルダ王女に何かできるでしょうね。
ナオドン : 何か…押し倒して@@@して…はぁはぁ…。…済まない、ちょっとトイレに行かせてもらうよ。
ヒカリア : あー、シオリルダ王女専用のトイレに入っちゃったよ…。
鍛冶屋のトブールに会う。
ヒカリア : ミスリルだぉっ。
トブール : おおっ! ミスリルだ! よーし、わしがどんどん剣や鎧を作って進ぜよう。
ヒカリア : お願いねっ。
こうしてミスリルの武器は占領されていない地域に広がった。
男性 : 大戦艦はバフスクで造ってるんだ。
ヒカリア : 知ってるよ。
男性 : トブールがあなた達の持ち帰ったミスリルで、武器や防具をどんどん作っている。あなた達のお蔭だ。
少年 : アルテアも、もうすぐ帝国に占領されてしまうの?
ヒカリア : そんな事させないよっ。
ヒカリア : ミスリルの武器できたかなぁ?
トブール : 忙しいんじゃ。邪魔せんでくれっ!
武器屋 : いらっしゃいませ。
ガオリ : お金取るのね…。
フリオ : ただで剣とかくれてもいいのに…。
《バフスクの街》
女を引き連れているボーゲン将軍がいる。
ボーゲン : おら、おら、おら、おら! 働け!! 1日でも早く完成させろ! そうすれば、俺様はもっと出世できるんだ! おら、働け!!
帝国兵 : ボーゲンは間抜けな奴だ。それにあいつは女癖悪過ぎ。折角やってきた女の子達を片っ端から犯しやがって。あんな奴の下で働くなんて、真っ平ご免だぜ。
帝国兵 : ダークナイト様はまだ戻らんのか!
帝国兵 : 働けーっ、働けーっ。まったくボーゲン様のもとではみんな働かんっ。
帝国兵 : ボーゲン様は、もっとしっかりしてもらわないと…。
帝国兵 : 皇女陛下の親衛隊が来ているが、彼らは大戦艦建造に関係ない。皇女陛下の声ならば働いてくれるかも知れないが…。
男性 : ここで奴隷として働かされているんだ。ダークナイトがいた時の事は覚えていないんだよ。
フリオ : ダークナイトがいた時、あんたがこの子の胸とか、とても言えない所を触ったから、その時の料金を取りに来たんだ。
男性 : えっ?いくら?
ヒカリア : 100ギルだよっ。
フリオ : おっと、服の上からじゃなくて、生で触ったから2倍だ。
男性 : ひえー。
200ギル手に入れた。
フリオ : ふぅ、これも皆、シオリルダ王女が資金をくれないのが悪い。
男性 : あんた、反乱軍の人だね。お願いだ、大戦艦を爆破しておくれ。
男性 : 大戦艦に入るには通行証が必要だぞ。
男性 : 帝国兵を落とそうと落とし穴を掘ったんだ。誰か落ちたかも知れない。
男性 : 帝国の兵士に成り済ました反乱軍のスパイが一人いる。そいつの所へ行け!
帝国兵スパイ : 最近、見張りがボーゲン様に代わった。ダークナイトと比べると楽になったよ。あれで帝国の将軍とは…ただのアホ…。おっと、今のは聞かなかった事にしてくれ。
ヒカリア : のばら。
帝国兵スパイ : おお、あなたは仲間か! ダークナイトがいる間は監視が厳しくて行動できなかったんだ。ボーゲンは威張りくさっているだけの間抜けだよ。
フリオ : 俺達は大戦艦に対抗する為に来たのさ。
帝国兵スパイ : あんた達が大戦艦を破壊しにきたのか。俺が反乱軍の仲間だ! この先に下水道への入口がある。大戦艦の所へ行けるはずだ。
フリオ : はずじゃ困るんだけど。
《バフスクの下水道》
ヒカリア : 臭いよぉ…。
フリオ : 下水道だからな。だけど、アルテアよりいいじゃないか、あそこはボットン便所だったし。ちなみにナオドン王子の話では、王女の便所は水洗に変わったらしい。そんな金あるなら、俺達にも回せってーの。
きらびやかな服を着た蝶仮面の女が、足を押さえて痛みに苦しんでいる。
蝶仮面女 : うぐっ…。
フリオ : 帝国の女か…にしてもムチャクチャ綺麗だ。
蝶仮面女 : あら…私を助けてくださる?
ヒカリア : 帝国兵なんか助けない!
蝶仮面女 : …あなた達はバフスクの奴隷達? 私は兵士ではなくてよ。
ガオリ : 彼女は多分、帝国の貴族の娘かなにか…人質になってもらうわ…。
ガオリは鎌で捕捉しようとした。
蝶仮面女 : ふふん、負けなくてよ。
蝶仮面の女は鞭を取り出し鎌を奪い、下水道に捨てた。
蝶仮面女 : 瞳の誘惑…。
蝶仮面の女が投げキッスをすると、ピンク色の大きなハートが飛ぶ。
フリオニヒルは魅了された。
蝶仮面女 : 私を大戦艦まで運びなさい。
フリオ : はいっ!
フリオニヒルは蝶仮面の女を抱きかかえた。
ヒカリア : …困った事になっちゃった。
ガオリ : 魔法使いだったなんて…。
出口付近には帝国兵がいた。
帝国兵 : ややっ、貴女は!! すぐに親衛隊を呼んできます。
鏡と薔薇の紋章を付けた騎士が大勢現れた。
親衛隊 : ご無事でしたか!
蝶仮面女 : ふふん、また逢ってあげても良くてよ。
フリオニヒルに礼?を言った蝶仮面の女は、親衛隊に連れられ去って行った。
ダークナイトが現れた。
ダークナイト : 大戦艦はもう完成したぞ。私が任務を途中で投げ出してパラメキアへ帰ったりするものか!!
フリオ : くっ、デマだったのか!
ダークナイト : 諦めて皇帝陛下に降伏しろ。よく考えておけ! また逢おう!!
ダークナイトが去り、ボーゲンが現れた。
ボーゲン : ざまあ見ろ!
フリオニヒル達は走って追う。
《下水道の外》
ババババババハ…
大戦艦が飛び立たった。
フリオ : しまった…。
ミンホ : 下水道に帝国兵の部屋がありました。行ってみましょう。
《帝国軍の部屋》
通行証を見つけた。
階段を上り、町に戻る。
男性 : 大変だ、大変だー。
フリオ : 漢字を入れかえると。
男性 : 変態だ、変態だー。
ヒカリア : おめでとー、漢字検定5級合格だよ。
男性 : 大戦艦が完成しちまった! これでこの世も終わりだよ。
フリオ : 俺はこの世の終わりに誰とエッチするか考えるよ。
男性 : シドに相談しろ! きっと大戦艦の弱点を知ってるはずだ!
男性 : アルテアの王女の所へ戻るんだ。王女なら完成してしまった大戦艦を破壊する方法を知っているかも知れない。
ヒカリア : えっ?あの王女が?
男性 : 大戦艦はポフトの方へ向かった。
《ポフトの街》
若い娘 : 大戦艦が襲ってきたんです。みんな死んでしまったー!
フリオ : おいおい、「みんな死んでしまったー」だけか? そりゃあんまりだろ。
ガオリ : 恐怖と絶望で、きっとそれしか言えないの…。
ヒカリア : そういう事にしておきましょ。
ヒカリア : シド、大戦艦が…。
シド : 大戦艦のエンジンがふっ飛べば、大爆発さ!
ヒカリア : 飛空船も猿人が乗ってるのかなぁ?
ガオリ : 猿人じゃなくてEngineだと思う…。
シド : 飛空船は【太陽の炎】で動いてるんだ。大戦艦も同じさ。
フリオ : 太陽の炎?
シド : 太陽の炎はコントロールが難しいんだ。炎が多過ぎると暴走して爆発してしまう!!
《パルムの町》
船乗り : 大戦艦が襲ってきたんだ。
船乗り : 娘が…娘が死んでしまった…。処女だったのに…。
フリオ : それは残念な…いくつだったんです?
船乗り : 5歳だ…。
フリオ : 5歳で非処女だったら死んだ方がマシだったけどね…。
船乗り : いててっ! もう俺は駄目だ。
船乗りは死んだ。
ミンホ : 安らかに妖精さんの国へ逝ってください。
《反乱軍のアジト》
軍兵 : とうとうこのアルテアにも大戦艦が攻めてきたが、幸いこのアジトは無事だったよ。町の人もここに避難してきたんだ。
女性 : 大戦艦が襲ってきたんです。でもこのアジトは無事だったんです。
少年 : 町の外にいた人達は、みんな死んじゃったよー
少年 : うえーん怖かったよー。
《作戦会議室》
シオリルダ : 大戦艦の攻撃で、町の人が大勢傷付いたの。父はすっかり落胆して病状が悪化したみたい。父自身はもう死が近いと…。
ヒカリア : ミンホ、なんとかできないの?
ミンホ : …命ある者、いつかは死にます。ですけど、苦しむ者を救うのが私の役目。私はここに残って、人々の治療をしなければなりません。君らとはここで別れましょう。フリオニヒルさん、一刻も早く大戦艦を破壊してくださいね。
ミンホと別れた。
フリオ : うっ、ミンホの武器とかを売るの忘れた…。
ヒカリア : 今度は覚えておきましょ。
爺 : ほれ見た事か! わしの言った通りになったわい。お主らには荷が重過ぎたんじゃ。
フリオ : だったら、誰が行けば良かったんだよ? 大体、参謀クラスのミンホが一緒にいてこれなら、どうしようもないぜ。
軍兵 : とうとう大戦艦が完成してしまった。
軍兵 : 我々はどうやって、あの大戦艦に立ち向かったらいいんだ…。
ヒカリア : こっちは真・世界征服ロボを用意すればいいよっ。
ガオリ : あれは架空のロボでしょ?
シオリルダ : ミンホのお蔭で、父もだいぶ楽になったようなの。
フリオ : 大戦艦の被害は?
シオリルダ : 大戦艦の攻撃で多くの人が死んだわ。どうやってあんな物と戦えばいいの? 誰か弱点を知らないかしら…。
ヒカリア : あーっ、やっぱり知らないんだ。
フリオ : 太陽の炎は知ってますか?
シオリルダ : 太陽の炎はカシュオーンのシンボルで、城の1階で今でも燃え続けているわ。スコットとナオドンに、炎にまつわる話を幾つか聞いた事があるしぃ。例えばその炎は、普通のたいまつには移す事ができないとか…。
フリオ : 太陽の炎を使えば、大戦艦を破壊できるかも知れません。
シオリルダ : 本当なの!! すぐにでも行ってきて。シドがカシュオーンまで連れていってくれるわ。もちろん、お金を取られるけど。でもどうやって炎を持ち帰ればいいのかしら?
フリオ : なーに、ナオドン王子に訊いてみますよ。
男性 : ナオドン王子がいない! どこに行ってしまったんだ?
《フィン王の寝室》
衛兵 : 王様の容態があまりよくないのだ…。
フィン王の側にはミンホがいる。
ミンホ : 王は精神的なダメージが大きいのです。こればかりは治療できないです。
フィン王 : 【大戦艦】の攻撃で多くの者が死んだ…。帝国に降伏してしまった方がよいのだろうか…。降伏の代わりにワシなら処女を1000人貰うとしよう。平均年齢は13歳じゃ。年を取ると、若いのに興味が出ての…。
フリオ : えっ?
フィン王 : こほん…。
フリオ : せめて飛空船でもこちらにないと、手も足も出ませんね。爆撃機と歩兵が戦っても太刀打ちできないような物です。
ミンホ : シドは飛空船の為に全てを犠牲にしました。地位も名誉も家族も全て…。
フリオ : 犠牲と言うか、捨てたんでしょうが。
フィン王 : 飛空船を知る前のシドは、正義と慈しみの心を持った男だった。人間とは変わるものだな…。
ミンホ : 大戦艦も飛空船も同じ原理で動いています。太陽の炎ですね。3年に1度炎の祭が開かれます。エギルのたいまつに太陽の炎を移し、聖火台を清めるのです。
ガオリ : 太陽の炎、ご存知ですか…?
フィン王 : スコットは戦いに敗れた時に備えて、太陽の炎を守る為にカシュオーン城の扉を封印してしまった。扉を開けるには【女神のベル】が必要だ。
フリオ : 女神のベル…。
フィン王 : ベルのある場所はカシュオーンの一族しか知らないのだ。
ミンホ : ナオドンさんならば、ベルの在り処を知っているでしょう。ですがナオドンさんは行方不明です。スコットさんやナオドンさんと親しい者ならば知っているかも知れないです。
フリオ : 親しいと言えば…。
ミンホ : 例えば王女…。
《作戦会議室》
フリオ : 女神のベルって知ってますか?
シオリルダ : その話はスコットやナオドンから聞いた事があるわよ。カシュオーンの扉は一族の者の声か、ベルの澄んだ音色でしか開けられないそうなの。
フリオ : 一族の声…声紋照合か、魔法でやってるんだろうな。他にはベルか…。
シオリルダ : そのベルは、雪原の洞窟の奥深くに隠されていて持ち出せないそうなの。
フリオ : なんでそんな所に…。
ヒカリア : 寒そう…。
シオリルダ : まさか、あそこへ行くつもりなの?! ああ、ナオドンがいれば、あなた達がそんな危険を冒す必要もないのに! 彼は一体どこへ行ってしまったのかしら?
フリオ : さあ…。この前みたいに王女のトイレに隠れている事はないでしょうけど。
シオリルダ : 仕方ないわ。あなた方の成功を祈るしかないようね。雪原はヨーゼフの庭のようなものなの。彼に相談するといいわ。
フリオ : えっ?ハゲに? あの人も少しは役に立つのかも知れませんね。ミスリルの時は役立たずどころか、妨害した人物だけど。
ガオリ : ヨーゼフさんは不可抗力よ…。
女兵 : ポフトの街にいるシドなら大戦艦の弱点を知ってるかも! だって、飛空船を造ったぐらいですもの。機械の事には詳しいんじゃないかしら?
フリオ : ああ、聞いたよ。色々知ってるみたいだ。
男性 : 大戦艦を破壊しなければ被害はどんどん広がるぞ。
軍兵 : あなた達が戻るまで、なんとかここで持ち堪えます。
爺 : ああ神よ、国王の命を救いたまえ。
《武器屋》
ガオリ : ミスリルの鎌を買います…。
武器屋 : ありがとよっ。
フリオ : ただでくれてもいいのに、ブツブツ…。
《ガテアの村》
爺 : おお、みんな大戦艦にやられてしまった…。
《サラマンドの街》
男性 : 雪原へ行くには、雪上船が必要だ。確かヨーゼフの雪上船がセミテの滝の洞窟の1階にあるって話だよ。蒼い岩の辺りの壁を調べてご覧。
ヨーゼフに会う。
ヨーゼフ : おお、久し振りだな。
ヒカリア : 雪原の洞窟へ女神のベルを取りに行きたいの。
ヨーゼフ : 雪原の洞窟へは、わしの雪上船がなければ無理だ。鉱山に隠してあるんだ。1階に目印の蒼い岩がある。そこの右上の壁に隠し部屋があるんだ。さあ急ごう。
ヨーゼフが加わった!
ネリー : お父さん! 早く帰ってきてね!
ヨーゼフ : おお、留守番頼んだぞ。痴漢撃退スプレーはいつも携帯するんだぞ。
《セミテの滝の洞窟・蒼い岩の横の壁》
大きな岩が通路を塞いでいる。
ヨーゼフが突き出た小さな岩を回すと通路が現れた。
ヨーゼフ : この奥に雪上船が隠してあるんだ。
フリオ : どうしてまた、こんな所に。
ヨーゼフ : 帝国軍に取られると厄介だからな。
雪上船を手に入れた。
《雪原》
雪上船は雪原を進む。
フリオ : おおっ、洞窟が見えてきた。
ゴゴゴゴゴ…。
ヒカリア : あ゛ー! 大戦艦!
大戦艦は雪上船に向けて降下してくる。
フリオ : 逃げろっ!
雪上船は大戦艦の巨体に潰された。
グシャア!
大戦艦から蝶仮面の女が降り、スキーで滑って来る。
フリオニヒル達に近付いて来た。
蝶仮面女 : あーら、こんな所でハイキングかしら?
ヒカリア : 違うよぉ、雪上船で来たんだけど、大戦艦に壊されちゃったんだよ。
蝶仮面女 : そう言えばなにか踏み潰したような気がしてよ。同じ物を弁償させますわ。壊れたのは銀の雪上船? それとも金の雪上船?
フリオ : ダイヤの雪上船です。
蝶仮面女 : 嘘おっしゃい! ダイヤはこの世で最も硬い物質、大戦艦といえども無傷のはずはなくてよ。虜の癖に私に嘘を言うなんて、お仕置きが必要なようね。
鞭を出した。
フリオ : 済みません、鉄と木でできた安物の雪上船です。
ヨーゼフ : 安物は余計だ…。
蝶仮面女 : 宜しくてよ。用意させますが暫く待ってくださる?
フリオ : では、あの洞窟の中で待ってます。
《雪原の洞窟》
ガオリ : 凄く長い坂…。
凍った雪に覆われた坂道を登る。
古代の剣を見つけた。
フリオ : 重いけど不思議なパワーが宿っているぞ。
ジャイアンとビーバーの巣に迷い込んだ。
Gビーバー : ガウー! ワウー!
ヒカリア : ガウガウガウー!
Gビーバー : ガウワウワウ。ガウ?
ガオリ : 私、動物の言葉、少しなら解る。子供の頃、狼に育てられたから…。
ヒカリア : それで髪型がウルフカットだったんだ。
フリオ : 女神のベルの事を訊いてくれ。
ガオリ : ガウワーウ、ヤーエカオーリ?
Gビーバー : ガウンヲガウトアッダガイン。
ガオリ : この部屋の右の壁…抜け穴。ベル…怪物…守ってる。壁の中にベル…。
抜け穴を通る。
氷の壁を発見した。
女神のベルを守る怪物、アダマンタイマイだ!!
ヒカリアはミスリルの弓を引いた。
3回ヒット0
ヒカリア : 硬ーい。
ヨーゼフ : 私に任せろ。
ヨーゼフはパンチを繰り出した。
ヨーゼフ : 甲羅が硬くても、私のパンチは体の中に響く。
…
倒した。
壁になにかが埋め込まれている。女神のベルだ!
女神のベルを手に入れた。
長い坂の前に戻った。
フリオ : 後はここを下るだけだな。
ボーゲン将軍が現れた。
フリオ : お前は! 裏切り者のボーゲン!
ボーゲン : くそっ、貴様らのお蔭で、俺はもう破滅だ!
フリオ : なんでだよ? 大戦艦は完成したし、俺達が持っている女神のベルを奪えば、まだまだ虹野がある。
ヒカリア : そのダジャレ駄目。「まだまだ沙希がある」のつもりでしょ? ジョークバリバリのミラFCでは「沙希の抱き枕でお先真っ暗」くらいのレベルじゃないと相手にされないの。
フリオ : とにかく、お前の失態と言えば、ミスリルを取られたくらいだろ? 俺達も女神のベルを取ったくらいじゃ、まだなにもできない。それに今までは帝国の方が先手を打ってきてるし、まだまだ邪魔する機会はあるはず。
ボーゲン : そうじゃないんだ。スキーの後、大戦艦でシャワーを浴びようとしていた半裸の皇女に、後ろから抱き付いて胸を揉みまくってしまったのだ。最初はいい女がいるもんだと軽い気持ちだったが、まさか皇女だったとは。皇女を溺愛する皇帝は俺を許さないだろう。
フリオ : おいおい、どうしてそれが俺達のせいなんだよ?
ボーゲン : お前達がもっと頑張って、シャワー室を破壊しておけばこんな事にはならなかったんだ!
フリオ : アホかい!
ヒカリア : 逆恨みだよ…。
ガオリ : あなたは所詮裏切り者、無能で女の敵…皇帝も厄介払いをしたかったんだと思う…。
ボーゲン : そ、そうだったのかも知れん…。確かにあの時、皇女には親衛隊がいなかった…。せめて、お前達を道連れにしてやる!!
ボーゲンが襲ってきた!
…
あっさり倒した。
階段を下ると大きな岩が転がってきた。
ゴロゴロゴロゴロゴロ!
ボーゲン : ぐはは、俺の仕掛けだ、死ね…ぐふっ。
フリオニヒル達は血相を変えて逃げる。
ヒカリア : きゃー!
フリオ : あんな仕掛けができるなんて、無能じゃなかったのか!?
しかし巨大な岩はどんどん迫る。
フリオ : もう駄目だー!
ヨーゼフが岩に立ちはだかる。
ヨーゼフ : さあ今の内に逃げろ!
ガオリ : あなた、置いて、行けない…。
ヨーゼフ : 急げ…これ以上持たな…い。
フリオ : ここで全員死ぬわけにはいかない!
フリオニヒルはガオリの手を引いた。
ヨーゼフ : 後を…頼む…ネリー!
ヨーゼフは力尽きて岩の下敷となった…。
フリオ : ヨーゼフ!!!
ガオリ : ヨーゼフさん!
ガオリは悲しみに打ちひしがれた。
ヒカリア : もしかして、ガオリはヨーゼフの事を…。
フリオ : 戦士ヨーゼフ、安らかに眠れ…。
フリオニヒルは剣で氷に刻み込んだ。
フリオ : やっぱ、この言葉の先頭に「ハゲ」を付けたらまずいだろうな。ヒカリア、やめておけよ。
ヒカリア : そんな事しないよー。あー、キミ泣いてるの?
フリオ : ふっ、雪解け水が目に入っただけさ。
洞窟の外には雪上船と薔薇があった。
ヒカリア : 帝国のあの女の人がくれたんだね。いい人なのかなぁ?
ガオリ : さあ…。
フリオ : ところで、ヨーゼフの防具を売っ払っておくの忘れたけど、仕方ないか。
《サラマンドの街》
ネリー : お父さんは?
ガオリ : 遠い所へ逝ったわ…。
ネリー : お父さんはもう還ってこないのね…。
若い娘 : ああ、ヨーゼフ…。…私がヨーゼフの代わりにネリーを守ります。きっとあの人も喜んでくれるでしょう…。
ガオリ : お願い…。
女性 : ヨーゼフは死んでしまったのね…。
女性 : えっ? ヨーゼフが死んじゃったの?!
ヒカリア : か、軽過ぎる…。
男性 : ヨーゼフの死を無駄にしてはいけない。そのベルを持って早くカシュオーンに行ってくれ!
男性 : カシュオーンの南の森にチョコボという名の変な鳥が棲んでいるらしい。
《反乱軍のアジト・作戦会議室》
シオリルダ : そのベルと引き換えにヨーゼフは……。それがあればカシュオーン城に入れるわね。事態は一刻を争うの。帰りはシドの飛空船で迎えにいくから。
フリオ : 行きは?
シオリルダ : 行きもシドの飛空船で行くといいわ。
フリオ : ちっ、また自腹か。
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